中国、日米が台湾独立に深入りすれば「痛みを増す」と警告⇒台湾人「台湾は中国に帰属していないから”独立”ではなく”建国”」
日米2プラス2で、中国などを念頭に、両国で協力して対処していくことを表明した。これに対して中国は、日米が台湾問題への関与を強めようとすれば「痛みを増す」と警告。
中国国防省の呉謙報道官は27日の定例会見で、1月上旬の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で中国への強い牽制(けんせい)が示されたことについて、「中国内政に干渉し、虚偽の情報で悪意をもって中国に泥を塗っている」と述べ、日米側に申し入れを行ったことを明らかにした。
呉氏は「世界には国際法に基づく国際秩序しか存在しない。ルールや秩序について、米日が中国を批判する資格などない」と指摘。中国脅威論については「何度も繰り返されてきたうそで、歴史のごみ山に捨て去るものだ」とした。
そのうえで、台湾問題への関与を強めようとする日米の動きを「独立を目指す勢力に誤った信号をおくるもので危険だ。米日は深入りするほど将来的な痛みが増すことになる」などと強調した。
また、呉氏は中国の核兵器増強について米国が懸念を示していることに関し、「中国はいかなる時にも核兵器を先に使用しない政策を守り、核兵器を持たない国や地域を無条件に脅さないと明確に約束している。世界の核軍備競争を引き起こしているのは米国だ」などと批判した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16485876482b5a65deb6a8c9c9f994ba235a0718
相も変わらず中国は台湾が独立しようとしているように訴えているが、それこそが虚偽の情報だ。台湾には中華民国という正式な名称があり、台湾が望んでいるのは「独立」ではなく、「国として認めて欲しい」ことだ。
元々中華民国だった中国だが、共産党が内乱をおこし国民党を今の台湾に追いやり中華人民共和国を1949年10月1日に建国した。
つまりは中国が台湾から独立したのだ。かなりざっくりだが詳細は中華人民共和国や台湾のWikipediaを見て頂きたい。
プレジデントオンラインに日本人ライターと台湾人のやり取りがあったので紹介したい。
「あのさ、dodoは台湾独立派なの?」
言ってしまった。しばらくの沈黙。そしてこんな回答が返ってきた。
「独立って言葉は気をつけないといけない言葉なのよ」
僕は、直感的にしまったと思った。dodoが発した言葉の意味が掴めずにいた。
「独立ってことは、わかる? 何かに帰属しているから独立ってことがありえるわけ」
「うん……」
「台湾は、別に中国に帰属してはいない。だから独立じゃなくて建国なの」
これでわかるように、台湾の人々は中国に帰属しているとは考えていない。一つの中国は中国共産党が作り上げたまやかしなのだ。だから台湾が望んでいるのは中国からの「独立」ではなく、国として認めてもらう「建国」なのだ。