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台湾がウクライナ情勢巡り警戒強化⇒中国「ウクライナ問題に便乗している」「台湾は中国の一部だ」




台湾の蔡英文総統がウクライナ情勢の緊張を受けて台湾海峡の警戒を強める方針を示した。これに対して中国は「ウクライナ問題に便乗している」としたうえで「台湾は中国の一部だ」と訴えた。

 ウクライナ情勢を受けて台湾の蔡英文総統が台湾海峡などの警戒を強める方針を示したことなどを受け、中国外務省は「ウクライナ問題に便乗している」などと反発しました。

台湾の蔡英文総統は23日、「ウクライナへの主権侵害が緊張を高めていることを非難する」と強調しました。

また、「警戒を強化したい」と述べ、中国政府からの圧力を懸念して台湾海峡の監視を強める方針を示しました。

こうした台湾側の動きに対し、中国外務省は23日の会見で「ウクライナ問題に便乗して、人気を得ようとしている」と主張したうえで「台湾は中国の一部だ」と述べました。

さらに「台湾独立は破滅への道でありどんな人も誤って判断してはならない」と訴えました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9badf990a375f473fd80f4580b0934e23529137e

中国外務省の華春瑩報道官
「中国政府は、制裁は問題解決の効果的な方法ではないと考えており、いかなる違法な一方的制裁にも常に反対してきた。
関係者が真剣に考えることを望む。対話と協議を通じて問題を解決するために最善を尽くすべきだ。
また、米国など一部の国による一方的で違法な制裁は、関連国の経済と国民生活に深刻な困難をもたらした。米国は、ウクライナ問題やロシアとの関係に対処する際、中国などの正当な権益を損なってはならない。

台湾当局などがウクライナ問題を利用するのは賢明でない。
台湾は明らかにウクライナではない。台湾は常に中国の領土の不可分の一部だったし、これは反論の余地のない歴史的、法的事実だ。
『一つの中国』の原則は、国際的に認知された規範だ。
台湾の平和は、外部勢力に慈悲を請い軍事支援に頼るのではなく、中台関係の平和的発展によるものだ。
台湾独立には行き詰まりがあるだけで、この点、誰も誤解してはならない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/17299128f14f546daa75c85ed098cb35f13feb30

だが、イギリスのジョンソン首相も「ウクライナが危機にさらされれば、東アジア、台湾にも波及するだろう」と述べていた。

ジョンソン英首相は19日、西側諸国がウクライナの独立を支持するという公約を果たさなければ、台湾など世界中に影響が及ぶとの認識を示した。

首相はミュンヘン安全保障会議で「プーチン(ロシア)大統領の意図は完全に把握できていないが、見通しは厳しい」とし「ウクライナが危機にさらされれば、世界中に衝撃が波及する。東アジア、台湾にも波及するだろう」と発言。

「侵攻が割に合う、力は正しいとの結論につながってしまう」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-britain-johnson-idJPL4N2UV01F

第24代アメリカ太平洋軍司令官でもあったハリス前駐韓米大使も同様のことを述べていた。

ハリス前駐韓米大使(元米太平洋軍司令官)は17日、西部カリフォルニア州サンディエゴで開かれた会合「ウエスト2022」(米海軍協会など主催)で講演し、ロシアがウクライナに軍事侵攻した際に米国がどう対応するかは、台湾侵攻の機会をうかがう中国の判断に影響を与えるとの見方を示した。

ハリス氏は、ウクライナ侵攻をめぐる米国の対応は「中国の台湾に対する行動を促進させ得るし、その逆もある」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20220219-3MNQQLFESJOGFH4K6AAIZQX6WI/

有馬哲夫氏は「ウクライナでプーチンの野望をくじけば、それは習近平の台湾に対する野望をくじくことにつながります」と訴える。

逆を言えば、ロシアにウクライナ侵攻を成功させたら、中国は弾みをつけて台湾進攻に踏み切る可能性があるということだ。

日本も特に尖閣周辺の警戒を強めるべきだ。







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