ロシアの影で中国が太平洋地域で活動を活発化!!岸田総理は太平洋国家と連携強化を!!!
世界の注目がウクライナに向いている。そのような国際情勢お構いなしなのが中国だ。南シナ海、東シナ海での覇権主義的な動きを続けている。
我国の脅威になっていることはもちろんだが、太平洋諸国にとっても脅威となる出来事が発生した。中国と南太平洋のソロモン諸島が安全保障の協定を締結したのだ。
太平洋地域で中国が軍事的影響力を持つことは避けなくてはならない。こうした軍事的状況の変化を受けて、ニュージーランドのアーダーン首相が来日した。
太平洋諸国との連携が深化するよう岸田総理の外交手腕に期待したい。
中国が驚きの発表!ソロモン諸島と安全保障協定を締結!!
ウクライナ情勢に関する報道が連日行われている我国。しかし、だ。我国にとって現実的に脅威となっているのは中国と北朝鮮だ。
ウクライナ情勢に気を取られている間に、中国がソロモン諸島と安全保障協定を締結し、太平洋地域で軍事的影響力を強めようとしている。
中国外務省の汪文斌報道官は19日の記者会見で、南太平洋のソロモン諸島との間で安全保障に関する協定を結んだと発表しました。
協定の具体的な内容については明らかにしていませんが、汪報道官は「双方は社会秩序の維持のほか、人道支援や自然災害への対応などで協力していく。両国の安全保障協力の形はオープンで透明性があり、いかなる第三者も対象としていない」と強調しました。
この協定をめぐっては、先月、オーストラリアのメディアが、ソロモン諸島が中国に軍や警察の派遣を求めたり、中国の船舶がソロモン諸島を訪問して補給を行ったりできるなどとする草案の内容を伝え、オーストラリアやニュージーランドの閣僚が相次いで懸念を表明していて、この地域での中国の軍事的な影響力の拡大につながるとして、周辺国からの反発が強まることが予想されます。
内容について、中国外務省報道官は言及していないが、オーストラリアのメディアが報じていることが事実であれば、間違いなく中国の太平洋での軍事的影響力は増加する。
こうした中国の動きに呼応してか、ニュージーランドのアーダーン首相が来日した。
アーダーン首相が来日!中国について議論も!
4月に入っても岸田総理は多くの外国首脳との電話会談をこなしている。スイスのカシス大統領とは対面での首脳会談を開催した。
そして20日から23日の予定で同じ太平洋国家のニュージーランドのアーダーン首相が来日している。我国とニュージーランドは外交関係を結んでから70周年の節目の年を迎えている。
その長年に渡って良好な関係を構築してきた両国の首脳会談で議題になるのは安全保障での協力関係だ。
日本とニュージーランドは、自由、民主主義、法の支配、人権などの基本的価値を共有する「戦略的協力パートナー」です。また、本年は、両国の外交関係樹立70周年に当たる節目の年です。
今般のアーダーン首相の訪日を通じ、両国間の政治・安全保障・経済面での協力関係の更なる深化や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携の強化を目指します。
(前回の訪日時の首脳会談 出典 外務省)
中国が太平洋での影響力を強めようとする姿勢が一層強くなった今、アーダーン首相と首脳会談を実施することは大きな意義がある。
岸田総理の外交手腕で、太平洋地域での中国の影響力拡大の阻止、そして自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、ニュージーランドに限られず、多くの国々との連携を強化していってもらいたい。
今、インド太平洋の連携が重要課題だ。
(出典 首相官邸)