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英国防省が分析、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立 ロシア軍兵士の多くが戦争の目的について混乱

ロシア軍内で命令拒否などの対立が起こっていると英国防省が指摘した。

多くのロシア軍兵士がセイン総目的について疑心暗鬼に陥っているようだ。

3月ごろからロシア軍の進軍停滞がたびたび報じられていたが、軍内の混乱も影響しているようだ。

英国防省は19日の戦況分析で、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いていると指摘した。ウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」とする公式な立場に阻まれ、ロシア当局が反対する兵士らに法的圧力をかけるのに苦労しているとの見方を示した。

あらゆる階級のロシア軍兵士の多くが戦争の目的について混乱したままとみられ、士気の問題は作戦目標の達成能力を制限するほどに重大だと分析。士気低下の原因としては指導力の低さや死傷者の多さ、劣悪な兵たん、給与問題などが挙げられるという。

ウクライナ軍も激しい戦闘に投入され、ここ数週間、脱走を繰り返しているようだと指摘した。

引用元 ロシア軍、命令拒否や対立続出 英国防省の戦況分析

【キーウ共同】英国防省は16日、ロシア軍が全域制圧を目指す東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)で、通常600~800人の兵士で構成される大隊戦術群を30人程度で運用するなど、深刻な人員不足から部隊編成が難航しているとの分析を発表した。戦車の数などで優位に立つロシア軍の進軍が鈍る要因となっている可能性があると指摘した。

英国防省は、ルガンスク州の要衝セベロドネツク市でロシア軍が主要な三つの橋を破壊したことに関し、ウクライナ軍の大半は市外に撤退したものの、残った部隊や民間人にとって「極めて困難な状況」が続いているとの見方を示した。

引用元 ロシア軍、部隊編成が難航か 英分析、進軍鈍化要因に

経済評論家の門倉貴史氏はこう分析する。

ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いている理由として、ロシア軍指導部が行動経済学でいうところの「グループシンク(集団浅慮)」の罠に陥ってしまっていることがある。
グループシンクというのは、集団で何かの合意形成をする際に、非合理的で愚かな決定をしてしまう現象をさす。
ロシアではプーチン大統領がトップダウンで軍の意思決定を行っているため、多様な意見が集団の意思決定に反映されなくなっており、グループシンクの罠が発生しやすくなっている。
プーチン大統領が主張するウクライナの非ナチ化という軍事作戦の目的にはなんの説得力もなく、軍事作戦が進むにつれて「なんて愚かなことをしてしまったのだ」と後悔する兵士が相次いでいると考えられる。

産経新聞は士気低下の原因として「指導力の低さや死傷者の多さ、劣悪な兵たん、給与問題」をあげた。

あらゆる階級の露軍兵士の多くが戦争の目的について混乱したままとみられ、露軍の士気の問題は作戦目標の達成能力を制限するほどに重大だと分析。士気低下の原因としては指導力の低さや死傷者の多さ、劣悪な兵たん、給与問題などが挙げられるという。

引用元 露軍、命令拒否や対立続出 英国防省が分析 給与問題などで士気低下

ロシアのラブロフ外相は英BBC放送との会見で「ウクライナを侵攻してはいない」と主張した。(参考

侵攻ではない、戦争ではないとロシアのトップ達は言うが、兵士としたら「では、我々は何のために戦っているのか」という状態に陥るのは当然だ。

ロシアもこれ以上は軍の統率が困難だと理解し、停戦へ向けて舵を切ることを願う。







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