国葬反対の署名が約40万人分??→重複分を除くと「少なくとも約28万人分」ですよ!!メディアはきちんと報じましょう!!そして、40万人でも国民の0.3%ですよ!!
国葬反対派が集めていた国葬中止を求める署名。この署名が国葬反対派の手によって政府に提出された。どれだけの署名が集まったのかというと朝日新聞によると約40万人だ。
しかし、この朝日新聞が報じた署名の人数。なんと重複分が含まれているというのだ。一部メディアは重複分があることを報じているが、朝日新聞の配信した記事にはそのような注意書きが一切ない。
署名活動の意義自体は否定しないが、政府に提出するというのであれば、重複分は除いて提出するべきだ。報道も同様だ。不必要に数を多く見せようという意図でもあるのか。
朝日新聞、重複分もあることを知らせずに報道!!
国葬反対派はインターネットでの署名活動を実施していた。その集まった署名が複数の国葬反対派グループの手によって政府に提出された。
政府に提出された署名は、朝日新聞によると約40万人分と報じられた。
9月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に反対する市民グループなどが5日、記者会見し、国葬の中止を求める署名が40万4258筆集まったことを明らかにした。内閣府に提出するのを前に、市民グループのメンバーは「日に日に国葬反対の声が大きくなっている」と語った。
約40万人分もの署名が集まったことは朝日新聞を含め国葬反対派にとって意味のあることなのだろう。
しかし、だ。約40万人分と聞けば多いように思えるが、ここには仕掛けがあったのだ。なんと政府に提出する署名だというのに、国葬反対派が各々署名活動を行った結果、約40万人分の署名の中には重複分があるというのだ。
安倍晋三元首相の国葬に反対する四つの署名活動の主催者が5日、国会内で共同記者会見を開き、計約40万筆が集まったと明らかにした。「短期間でこれだけ集まったのは国民の抗議と怒りの声が大きいということだ」と改めて中止を求めた。
署名活動はいずれもウェブサイト「Change.org」で実施。7~8月に開始し、国葬の撤回や中止を求めている。運営主体は別で重複もあるが、サイトによると、重複を除いても約28万人分に上るという。
共同通信はきちんと報じているが、重複分を除くと約28万人分まで圧縮されるのだ。署名活動の意義自体は否定しないが、このような方法がまかり通るなら、いくらでも水増しは可能だ。
そして、政府に提出するというのに、重複分込みの数字を挙げているところに、国葬反対派が数字を大きく見せようとする姿勢が窺い知れる。
ちなみにだが、国葬以外で直近に署名活動が行われたものは、東京五輪だった。中止を求める署名活動だったが、この時は約45万人分の署名が集まったとされている(参考)。
国葬反対派は「短期間でこれだけ集まったのは国民の抗議と怒りの声が大きいということだ」と強調しているが、他と比較してみると、署名は集まっていないのだ。そして、40万人でも国民の0.3%に過ぎないのだ!
数字が重要な署名活動。だが重複分もまとめて発表していては、その活動自体の意義は大幅減と言わざるを得ない。反対の為の反対ではなく、建設的な議論を行ってもらいたい。