台湾で「台湾安倍晋三友の会」の設立大会が開催。7月に産経新聞に掲載された安倍氏追悼の全面広告の企画にも
台湾で「台湾安倍晋三友の会」の設立大会が開かれた。生前から設立に向けた準備が進められていたようだ。
台湾で、7月に銃撃され亡くなった安倍元総理大臣の名前を掲げた民間団体が発足しました。
台北市内のホテルで11日夜、「台湾安倍晋三友の会」の設立大会が開かれました。
日本と台湾の親善を目的に掲げるこの団体は、安倍元総理が銃撃される前から設立に向けた準備が進められていました。
設立大会には安倍元総理の国葬に参加した台湾日本関係協会の蘇嘉全会長らおよそ200人が出席しました。
団体は台湾への留学生を対象とした奨学金制度などを設け、日台の交流を推進していくということです。
台湾の企業家や民間団体などが11日、台北市のホテルで「台湾安倍晋三友の会」の設立大会を開催した。台湾日本関係協会の蘇嘉全会長が「台日の民間関係は密接だ。皆さんの努力の下で、台日の関係を一層良くしていきたい」と表明した。蘇氏は9月27日の安倍元首相の国葬に参列した。
台湾で安倍氏は「台湾に最も親しい首相」として極めて人気が高い。台湾シンクタンク「遠景基金会」のトップで友の会会長の陳唐山氏は「全方位で台日交流を展開していきたい」と述べ、討論会や講演会などを開催して、政府に提言していく方針を示した。
産経新聞に掲載された安倍氏追悼の全面広告の企画にも同会が加わっていた。
8日に死去した安倍晋三元首相を追悼しようと、台湾の有志が共同出資した全面広告が15日付の産経新聞に見開き2面で掲載された。175の企業や団体、個人が参加した。片方の面には笑みを浮かべる安倍氏の写真と共に「追悼・感謝」の文字があしらわれ、台湾からの感謝の思いを伝えた。
広告は民間団体「台湾安倍晋三友の会」などが企画。11日から1口5万台湾元(約23万円)で参加者を募ったところ、1日で当初予定していた65口を大きく上回る100口以上の出資があり、同日夜6時までに受け付けを締め切った。
今回の設立大会で正式な発足ということなのだろう。
ありがたいことだ。日本にも「日本李登輝友の会」がある。互いにリスペクトできるのは、日台が非常にいい関係で、尚且つ、共通の価値観を保有しているからだ。