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立民議員「台湾独立の動きは封じていかなければならない。台湾独立を支持しないとはっきり仰っていただきたい!」と岸田総理に迫る




29日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の末松義規議員が「台湾独立の動きは封じていかなければならない。台湾独立を支持しないとはっきり仰っていただきたい!」と岸田総理に迫った。

末松議員は冒頭から防衛力強化や反撃能力に触れ、どうやったら戦争を回避するかについて持論を述べた。発言はその中のひとつ。

末松議員は米国は台湾独立を支持しないとの立場を紹介しながら、岸田総理に迫ったが、岸田総理は「外交上、どういった言葉遣いをするかが重要だ。わが国の対応は一貫している、変わっていない」と冷静に回答した。

確かに、米国は台湾独立を支持しない立場を表明しているが、「台湾独立の動きは封じていかなければならない」とは言っていない。

バイデン大統領が9月18日の米CBSテレビでのインタビューで、台湾問題を巡って、再び踏み込んだ発言を行ったことが「本音が漏れたか」と話題となった。

アメリカのジョー・バイデン大統領は18日、中国からの「前例のない攻撃」があった場合、アメリカは台湾を守ると再び発言した。

米CBSのインタビューの中でバイデン氏は、この発言が米軍が台湾を守るという意味かと質問され、「そうだ」と答えた。

中略

バイデン氏はCBSとの60分にわたるインタビューでも、この点を強調。

「『一つの中国』政策があり、台湾は独立について自分たちで判断している。我々が動いているわけでも、台湾に独立を促しているわけでもない。台湾が決めることだ」と述べた。

引用元 バイデン氏、「台湾を中国から守る」と再び発言 米政府は方針に変更なしと

この発言は、台湾の「住民自決論」を支持した発言ではないかということで話題となった。

バイデン大統領の考えは、「米国は台湾の独立を支持しないが否定もしない。あくまでも台湾の問題なので彼らが決めればいいことだ。米国が干渉する立場ではないが、もし、中国が一方的に台湾有事を起こしたら、米国は台湾を守る」と解釈する。

我が国もこれでいいと思う。(私個人の本心は、台湾が独立国家として認められるよう後押ししてほしいが)「台湾独立を支持しない」と「台湾独立の動きは封じていかなければならない」は決してイコールではない。前者は台湾独立に干渉しないという表現で、後者は思いっきり内政干渉だ。

末松議員は、台湾問題に前のめりに関わると、台湾有事の際には戦火が日本にも及ぶのではないかという気持ちで語ったのだと思うが、台湾が東日本大震災などの災害に日本が襲われたときにどれだけのことをしてくれただろうか。台湾人は日本を同じ価値観を共有する友人とまで言っている。それなのに、「台湾独立に関わるな」ならまだ話は分かるが、「台湾独立の動きは封じていかなければならない」など、言語道断の発言だ。







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