【厚かましいにも程がある】韓国紙「韓日関係雪解けムードで韓日通貨スワップ再開の声も」⇒それは竹島返還と日韓合意の履行してから!
日韓関係の関係改善ムードが高まる中、やはり、韓国が調子に乗ってきた。
中央日報は「強制徴用賠償判決に対する韓国政府の解決策発表後に韓日関係が雪解けムードを迎えている中で、韓日通貨スワップ再開の声も出ている」と報じた。
強制徴用賠償判決に対する韓国政府の解決策発表後に韓日関係が雪解けムードを迎えている中で、韓日通貨スワップ再開の声も出ている。
世宗(セジョン)大学経営学部のキム・デジョン教授は9日、ニューデイリー経済に「外国為替市場の衝撃に備える必要がある。韓米・韓日関係が急速に回復しているだけに、2021年末に終了した600億ドル規模の韓米通貨スワップとともに二重の安全装置として過去700億ドル規模だった韓日通貨スワップも再締結すべき」と主張した。
韓国と日本は2001年に初めて通貨スワップ契約を締結し、2011年には700億ドルまで規模を拡大したが、2012年8月に李明博(イ・ミョンバク)元大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことで韓日関係が悪化し、2015年2月に完全に終了した。2016年末に韓日間で関連の協議があったが、2017年1月に釜山(プサン)日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受け、日本側が一方的に交渉を中断した。
一部では7年間中断された韓日財相会談が両国の首脳会談後に再開される可能性が高いという観測も出ている。韓日財相と次官・局長が参加し両国間の経済懸案を話し合う韓日財相会議は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2006年2月に初めて開催された。しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後は強制動員被害者賠償大法院判決が下された後に日本が輸出規制で真っ向から対立し7年間中断された。韓日財相会談の核心議題は供給網など経済安保分野と関連した協力案、通貨スワップなどだ。
中央日報の記事にもあるように、李明博元大統領の竹島上陸が端を発して日韓通貨スワップが終了し、その後の再開に向けての協議も慰安婦像が理由で交渉が中断している。確かに、日韓関係の修復ムードが高まっているが、竹島問題や慰安婦像設置については何ら解決に至っていない。ここはしっかりと押さえておかなくてはいけない。
日韓通貨スワップを再開したいのならば、竹島を日本に返すのと、日韓合意を履行するのが先だ。徴用工問題の解決を巡っても、韓国は日本の輸出管理厳格化の緩和を求め、ホワイト国復帰も要求している。そしてさらに今回は日韓通貨スワップ再開を熱望している。厚かましいにもほどがある。多くの人が指摘しているが、関係改善=用日だ。だから韓国を調子に乗らせてはいけないと、有識者たちは警鐘を鳴らしていたのだ。
日韓通貨スワップと言えば、自民党の麻生太郎副総裁の「6~7年前ぐらいに(スワップ協定の残額が)日本銀行に50(億ドル)、財務省に100(億ドル)ほど残っていたが、(韓国に)『大丈夫か』と確認したところ、『大丈夫だ』との返事が返ってきた。だからそれ(通貨協力の規模が)が減った。その時、『本当にいいのか』と聞いたら、韓国は『(どうか)借りてくださいと(日本が)言うなら、借りることもやぶさかではない』と答えた。(金を貸す側が)頭を下げて『借りてほしい』などという話は聞いたことがない。(それで)交渉テーブルを蹴って(交渉から)撤収した。それで終わりだ。スワップに対して韓国との間にあったのはそれが最後だった。今はどうなっているのかよく知らない」という話があまりにも有名だ。韓国という国がどういう国かよくわかる話だ。上記事には「韓日通貨スワップも再締結すべき」とあるが、それを言うなら「日韓通貨スワップも再締結してもらうよう、日本にお願いすべき」ではないか。
日韓通貨スワップは、韓国にとってメリットがあるだろうが、日本にとって何らメリットはないと考える。ただし、日本に影響があるとしたら、韓国経済の混乱が収まることなく、仕事を求めて日本に大勢押し寄せてくるかもしれない。