【次期衆院選】維新、立憲を上回る候補者を目指す⇒立憲ベテラン「このままでは次の衆院選で維新に食われる」と焦り
日本維新の会は次期衆院選で本格的に野党第一党を取りにかかっている。現在野党第一党の立憲民主党を上回る候補者の擁立を目指している。
この動きに他党は警戒を強めているようだが、特に立憲民主党議員は「このままでは次の衆院選で維新に食われる」と焦りを見せているという。
日本維新の会が衆院選での候補者擁立に向け力を入れている。維新は、次期衆院選で「野党第1党」の座を狙い、現在第1党の立憲民主党を上回る候補者の擁立を目指す。4月の衆院和歌山1区補選で自民党候補を破ったほか、統一地方選でも奈良知事選で勝利し、地方議員の議席数を大きく伸ばすなど勢い付く維新に対し、他党の警戒感も強まっている。
「次の大きな目標は野党第1党の議席をお預かりすること。登山道も急角度になってくると思うので、相当気合を入れてやらないといけない」
4月27日に国会内であった記者会見。馬場伸幸代表は次期衆院選で野党第1党の座を奪う方針を改めて確認した上で、擁立作業を加速する考えを強調した。統一地方選で維新は、馬場氏の進退を懸けて掲げた「地方議員600人以上」の目標を大きく上回る774人が当選し、党勢を急拡大させた。
勢いに乗りたい維新は、次期衆院選の候補者擁立に本腰を入れる。党幹部は「野党第1党より多く出す。150人は出したいと思うが、立憲がもし150人出すなら、こちらは160人出す」として、2021年衆院選の96人を大きく上回る擁立人数を設定。比例票の掘り起こしも狙い、5月からは早速オンライン形式の立候補希望者向けの説明会を開催する。
一方で議員の「質」の確保が課題だ。4月の愛知県議選では、維新公認の新人(落選)が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された。維新は近く統一地方選で当選した新人議員らを大阪に集め、議員としての心構えなどを学ぶ勉強会を開く。
維新は、自民だけでなく立憲や公明党の現職がいる選挙区での直接対決も辞さない構えだ。
野党陣営では、立憲が反自民票をまとめることを目的に野党候補の一本化をもくろむ。一方で維新は、自民票の一部も取り込む戦略で、国会で一部「共闘」路線を取る立憲とも「選挙協力は絶対ない」とのスタンスだ。維新幹部は「立憲の泉健太代表の選挙区にも候補を立てる」と断言する。
関西で一定の協力関係にあった公明とは、公明現職のいる大阪、兵庫両府県の計6選挙区で擁立を見送ってきたが、藤田文武幹事長は「いったんリセット」と明言して方針を転換。今後地元の党幹部らと協議して方針を決定するが、党内には「公明はうちが立ててこないと甘くみている。6選挙区全てで立てるべきだ」といった強硬論もある。
こうした維新の姿勢を他党は警戒する。特に野党第1党の座を狙われている立憲は神経をとがらせ、立憲ベテランは「補選で全敗したことより、維新が議席を伸ばしてきていることについての分析が必要だ。このままでは次の衆院選で維新に食われる」と焦りをあらわにする。
これに対してのネットの反応
立憲はもはや期待されていないのがよく分かる。
身内に強く言えない党首だし
多くの人が野党第一党が入れ替わると思っているようだ。立憲支持者の中からも「泉代表ではだめだ」という声が度々聞こえてくる。また、所属地方議員も「「揚げ足を取って更迭要求」なんてものは本当にもうやめてください。こういうのに有権者は心底辟易しています」と訴えていた。蓮舫議員も執行部批判を度々行っていて、内部は相当あれているものだと察する。まぁ次期衆院選ですぐ入れ替わるのは難しいかもしれないが、このままだとやがては入れ替わることになるだろう。