川勝知事、熱海の土石流災害の再検証に否定的??→リニア中央新幹線以外の問題には積極的ではないの???
リニア中央新幹線の静岡工区の着工を認めようとしない川勝知事。リニア中央新幹線の建設に関しては意見を頻繁に出しているが、それ以外の問題ではさっぱりな対応が目立つ。
2021年に熱海市で発生した土石流災害の再検証を渋っているというのだ。
この川勝知事の対応には識者も「妥当ではない」という始末だ。
当選回数を重ねていても、川勝知事の行政手腕についての疑問符はつくばかりだ。
土石流災害の再検証に否定的??
リニア中央新幹線の建設を阻止していることから全国的にも注目度が高い川勝知事。その川勝知事だが、リニア中央新幹線以外の課題に目を向けるとその動きは極端に遅くなる。
川勝知事が動かない課題の一つが熱海市の土石流災害の再検証だ。
県議会が再検証を求めているにもかかわらず、再検証をする気がないようだ。
熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の行政対応検証が不足している問題を巡り、県議会の再検証要請に応じない川勝平太知事に対して、被災者から「原因究明の徹底を」「結論ありきなのか」などと批判の声が上がっている。識者は川勝知事の態度について「妥当ではない」とし、知事の行政執行をチェックする立場の県議会の要請に応じない対応を問題視する。
「これまでの対応で十分だ」―。川勝知事は県議選告示を直前に控えた3月28日の定例記者会見で、県議会特別委員会の再検証要請に見解を示した。
(出典 静岡県庁)
県議会の再検証に対して「これまでの対応で十分だ」と言い放っているというのだ。検証される側が「十分」と言ったところで何一つ説得力はない。
さらに識者からも川勝知事の態度に「妥当でない」との指摘が飛び出している。更にだ。こうした川勝知事の態度に不信感を強めているのは県議会だけではない。
遺族や被災者の間には知事への不信感が広がっている。母チヨセさんを亡くした鈴木仁史さん(58)は「発生1年の慰霊式で聞こえのいいことばかり言っていた。しかし、今回は私たちに背を向けるような態度。県には責任がないという結論に持っていきたいだけだと感じる」と受け止める。自宅が半壊し避難生活中の小松こづ江さん(72)は「原因を徹底的に究明しようとせず、資料を公表しないのもおかしい」と落胆。同じく自宅が半壊した関沢浩さん(56)は「守るべき県民が置き去りにされていないか」と憤る。
行政の対応に誤りがあったのであれば、それを素直に認めるのが行政の責任者の務めだ。川勝知事は自身にとって再検証が不都合なものになるとでも思っているのか。
リニア中央新幹線の建設阻止については積極的に動くにも関わらず、熱海市土石流災害について消極的な姿勢を示す川勝知事。
このような対応をみると、川勝知事の行政手腕には疑問が付きまとう。
仮にリニア中央新幹線のみに執念を燃やすのであれば、知事を辞職し、活動家としてやってもらいたい。