衝撃!外務省がミャンマーに無償供与した船舶、軍事利用が大発覚!昨年の9月に報じられるも、確認・対応を取ったのはなんと今年4月!!無能すぎませんか???
我国の外務省の体たらくっぷりがまたしても明らかになった。今度は我国が無償供与した船舶についてだ。
平成28年にミャンマーに対して無償供与した船舶が軍事利用されていたというのだ。それも、だ。昨年の9月に現地報道があったにも関わらず、確認が取れ、対応を取ったのは驚くべきことに今年の4月末だったのだ。
昨年の9月に現地報道、今年の4月に確認と対応は余りに対応が遅すぎるのではないか。このような体たらくな外務省が激動の国際情勢についていけるのか大いに疑問だ。
外務省は機能不全?あまりにも遅い対応!!!
外務省の不手際は数多くあるが、そこに新たな事案が加わった。それがミャンマーに対して無償提供していた船舶の軍事利用だ。
このことを外務省が明らかにしたのは、外務報道官会見の場だった。
【小野外務報道官】初めに、私(小野外務報道官)から一点申し上げます。
昨年報道がございました、我が国がミャンマーに供与した船舶の軍事利用の可能性についてです。昨年9月、我が国が、平成28年度、無償資金協力でミャンマーに対し供与した船舶が、ミャンマー側によって軍事利用された疑いがあるとの現地報道がございました。これを受けまして、在ミャンマー日本国大使館を通じて、ミャンマー側に対し、累次の事実確認を行ってまいりました。
その結果、これまでにミャンマー側から得た回答等を踏まえ、日本政府としては、ラカイン州当局が、昨年秋の一時期に、兵士や武器の輸送のために、我が国が供与した船舶を使用したとの判断に至りました。
今般のミャンマー側による船舶の不適正利用に対しては、日本政府からミャンマー側に対して、抗議をするとともに、適正利用と再発防止の徹底を申し入れました。これに対してミャンマー側からは、こうした事態の発生に対する遺憾の意の表明、及び再発防止を徹底する旨の回答がございました。
引用元 小野外務報道官会見記録
外務省報道官が自ら明らかにした点だけは評価できるが、昨年の9月に現地で報道があったにも関わらず、なぜ、今年の4月まで確認が取れなかったのか。この確認が取れなかったことについて外務省国別開発協力第1課の担当者は「治安悪化を言い分に回答が遅く、船がその後、どんな状態にあるかの調査にも手間取った」と東京新聞の取材に答えている。(参考)
手間取るにしても、事実確認をするだけで半年もかかっているのだ。しかもだ。無償供与した船舶は1隻ではなく3隻。その3隻のうち2隻は商用運航を開始したことを確認したとしているが、残る1隻については未だに継続調査中だというのだ。
事実確認を取るだけでも、半年以上もの時間を要した外務省。そして、だ。都合が悪いと判断したのか。記者からの質問に対しては逃げの姿勢が目立つ。
【産経新聞 廣池記者】今のミャンマーの関連で、抗議を申し入れしたのは、いつになるんでしょうか。
【小野外務報道官】昨年9月の報道を踏まえて、繰り返し事実確認をミャンマー側に行ってきたところ、先ほど申し上げたような事実確認に至りました。
他方で、ミャンマー側とのやり取りにつきましては、外交上のやり取りになりますので、詳細は控えたいと思います。引用元 小野外務報道官会見記録
呆れることにいつ抗議したかという事実すら隠そうとしているのだ。外務省は抗議したことについて常に「外交上のやり取りのため、詳細を控える」と言っているわけではない。先日の韓国国会議員の竹島上陸についてはご丁寧に報道発表までしている。(参考)
自らにとって都合の悪いことは「外交上」を理由に公表しない外務省。このような体たらくな省庁、そうした省庁を率いる林外務大臣が激動の国際情勢の中で、まともな舵取りが出来るとは思えない。