泉代表、国民民主党との候補者調整「あり得る」⇒玉木代表は基本的な政策で一致していないと否定的…
立憲民主党の泉健太代表が次期衆院選での国民民主党との候補者調整について「あり得る」との認識を示した。
立憲民主党の泉健太代表は19日の記者会見で、次期衆院選での国民民主党との候補者調整について「もともと一つの政党で、連合や両党の支持者、地域組織などで『共にやれるのではないか』という声があると認識している。十分あり得てよい」と述べた。
共産党との地域レベルでの選挙協力に関しては「(地域ごとに)勝手に協定を結ぶことは普通あり得ない」と否定的な考えを示した。
連合が仲介となることで自信を持ったのだろうか。または、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が連合に「協力できるところはしっかり協力したい」(参考)と伝えたことが根拠となっているかは分からないが、玉木雄一郎代表は立憲民主党とは基本的な政策で一致していないということで候補者調整に否定的な考えを示している。
次の衆議院選挙での野党候補の一本化をめぐり、国民民主党の玉木代表は「選挙のための一本化は野合と見られる」と述べ、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないとして候補者調整に否定的な考えを示しました。
中略
これについて、国民民主党の玉木代表は記者会見で「憲法、安全保障、エネルギー政策という国家の基本に関わる政策で一致しない政党と選挙協力はしない。いくら選挙の調整をしても票は増えない。政策を置き去りにして選挙のために候補者を一本化することは野合と見られる」と述べました。
そのうえで、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないという認識を示しました。
榛葉幹事長の発言についても、毎日新聞などは「協力できるところはしっかり協力したい」という部分だけを取り上げ、立憲と国民が共闘するかのように報じているが、榛葉幹事長は12日の会見(参考)で「協力できるところはしっかり協力したい」は主に政策のことを語っていて、選挙協力については「擁立できない地域や現職がいない地域では、選挙協力はありえる」と限定的な協力の可能性のことを述べている。
このような状況で立憲民主党と国民民主党の候補者調整はありえるとは考え難い。