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玉川徹氏、G7広島サミット「失敗だった」⇒専門家は「前例のないサミット」だと評価




22日、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』に出演した玉川徹氏が21日に閉幕したG7広島サミットを「失敗だった」と切り捨てた。

5月22日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、テレビ朝日局員でコメンテーターの玉川徹氏(60)が出演。19日から21日まで開かれたG7広島サミットを「失敗」だと切り捨てる場面があった。

中略

これについて、「今回のサミットはただのサミットじゃない」と切り出した玉川氏は、「“広島”で行われたサミットですよね。そういう意味で言うと、国際NGOノーベル賞を受賞したところも、そういう意味では失敗だった」と切り捨て。

原爆を落とされた“広島”という地でサミットが開かれたことから、“核軍縮”をテーマとしたセッションが行われ、核兵器のない世界に向け「広島ビジョン」が発表されたが、玉川氏は「確かにロシアの核の使用の仕方は非難してるだけど、自分たちが持ってる分には『しょうがないよ』と。だから、そういう意味で言うと、すべての核を無くしていこうというところは全然(話に)出てこなかった」と説明。

そのうえで、「(アメリカの)タイム誌が記事の最後に『広島の亡霊を声を聞くことが使命だ』といってた広島(原爆)で亡くなった人たちの声を聞いたんだろうか?このサミットは」と苦言。「対話という話にならなかった。結局、ゼレンスキーさんを呼んでしまったことで。そういうことで、僕は若干残念だと思う」と自身の考えを述べた。

ただ、玉川氏の意見に対してはネット上で「全てがそう簡単に理想通りいくはずがないだろう。いつもの通り、反対のための反対でしかない愚かさ」「広島でのG7にいま戦争真っ最中のウクライナを呼ぶ事以上の意義があるとは思えないんだが、玉川は何を失敗だと言うんだ?」「偏向コメントだね」「核はG7だけの問題ではない。だがG7首脳が揃って核被害の実情をみる事は前進の一歩と思う。開催地が広島だから出来た事。彼の一方的非難は当たらない」など、さまざまな意見が寄せられていた。

引用元 玉川徹氏、G7広島サミットは“失敗”と切り捨て、る「ゼレンスキーさんを呼んだことは若干残念」

一方で、専門家は「前例のないサミット」と評価。

専門家「前例のないサミット」

話を聞いた海外メディアからは―

「私たちは核の不拡散に向かっておらず、実際は手持ちの爆弾を増やしています。しかし、核兵器のない世界を実現する唯一の方法は、被爆を経験し、その記憶を持つ人々の声に耳を傾けることだと思う」(ドイツメディア)

「広島ビジョン」など今回のG7サミットでの核廃絶に向けた取り組みについて、サミットを研究する専門家は「前例のないサミット」だと評価しました。

「広島で“広島ビジョン”を作ったということ自体が、そして、原爆資料館をG7のリーダーたちがグローバルサウス(新興国・途上国)のリーダーも訪れたということが核軍縮に向けた世論形成の上では重要な一歩になった」(サミットを研究する名古屋外国語大学 高瀬淳一 教授)

“アフターサミット”の重要性

急きょ決まったゼレンスキー大統領の来日。

ロシアによるウクライナ侵攻に中立姿勢をとる国々のリーダーとも議論の場が設けられました。

「グローバルサウスの支援という観点からも、グローバルサウスからの支援を得たい、ウクライナの願いという観点からも大事だったと思う。広島サミットは少なくともそういう場を提供したということで、外交上非常に重要だったとみています」(名古屋外国語大学 高瀬淳一 教授)

その上で、高瀬教授は“アフターサミット”の重要性を語ります。

「ウクライナ支援はもちろん核廃絶についても文書をまとめたので、『ちゃんとやるんだろうか』ということが次の課題になる。来年に向けて岸田総理としてもしっかりと約束を実現しなきゃいけない」(名古屋外国語大学 高瀬淳一 教授)

引用元 「核兵器のない世界の実現」などがテーマとなったサミット 専門家が指摘する“アフターサミット”の重要性

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