自民、愛知16区と埼玉14区の擁立見送りに地元が猛反発「なんで愛知や埼玉が犠牲にならんといかん」
衆議院の10増10減に伴い新設された選挙区の候補者調整を巡り、与党内で波乱が巻き起こっている。
愛知県の新選挙区となる愛知16区について、自公の幹事長会談で公明党の候補を「与党候補」とする方針を決定したようだが、これに地元が猛反発。「事前の相談は全くない。みんな怒っている」「なんで愛知や埼玉が犠牲にならんといかん」といった声が噴出しているという。
自民党は埼玉14区も候補者擁立を見送り、公明党の候補を「与党候補」とする方針を示した。
衆議院の10増10減に伴い新設された愛知16区について30日、自民党の茂木幹事長は候補者の擁立を見送り、公明党の候補を「与党候補」とする方針を示しました。これに地元から強い反発の声が挙がっています。
30日、国会内で開かれた自民党と公明党の幹事長会談。来たる総選挙へ向け、自民党側から与党の候補者調整を巡る方針が示されました。
中略
しかし、寝耳に水の自民党愛知県連は猛反発。すぐさま党本部の茂木幹事長らのもとを訪れ、あくまで自民党の独自候補の擁立を訴えていました。
5月30日、自民党愛知県連の関係者は…。
<自民党県議>
「事前の相談は全くない。みんな怒っている」<別の自民党県議>
「正直困っています。支援者にも誰に投票すればいいのか聞かれますよ」<ベテラン議員>
「なんで愛知や埼玉が犠牲にならんといかん。公明党は応援できない。俺は絶対に乗らん」自民党愛知県連会長の丹羽秀樹衆議院議員は、取材に対し「党本部の意向をしっかり受け止めて、地元との折衝に当たる方向で調整したい」と話しました。
県連では6月1日、丹羽会長や16区の地方議員らが茂木幹事長のもとを訪れ、直接今回の経緯を聞くことにしています。
東京以外の新選挙区の候補者調整について、自民党が東京の件を後ろめたく思い配慮したのか、それとも公明党がごねたのかは不明だが、茂木幹事長は「早急に、公明党の要望に沿って調整を進めていきたい」と語っていた。
地元が怒るのも無理はない。自公対立は東京限定だと言われていたが、明らかに全国に波及しそうな流れだ。
ネットの反応
記事にもあるように、地元の有権者が混乱してしまいますよ。
自民党議員は党本部に対しで「党是を曲げるな」と怒るべき。