大手芸能事務所に激甘なメディア!各局とも推移を見守る姿勢!⇒普通の民間企業なら取材・追及していましたよね???
大手芸能事務所の性加害問題。国会でも取り上げられる大問題だが、この問題への対応で可笑しな連中がいる。それがメディアだ。
政治家はもちろん、民間企業の不祥事については徹底的に取材し、追及してきたはずのメディアがこの問題については静観する姿勢を見せているのだ。
相手によって報道しない自由を行使するというのか。このような姿勢ばかりではメディアの信用を失うだけだ。
静観?不可思議な行動にでるメディア
大手芸能事務所の性加害問題。外国の報道によってようやく我国のメディアも報じるようになった。
そして国会でも取り上げられたこの問題だが、煮え切らないのがメディアだ。大問題であるにも関わらず、静観する姿勢を示しているのだ。
定例記者会見に臨んだTBSの社長は次のように語っている。
佐々木社長は「今回は複数の方々が被害を訴えている状況の中で、会社として謝罪し、対応を公表したと認識している。当社としても報道の現場の判断で適切な報道を行っております。先週末の事務所からのリリースで対応を進めているというふうに思っておりますので、それが今後ちゃんと進んでいくのかどうかが大事かなと思っています」と受け止めを明かした。
また、番組制作について龍宝取締役は「(中略)現時点、事務所は対応策をしっかり公表していらっしゃるので、引き続き、対応を進めていくのでは」と見解。
「報道の現場の判断で適切な報道を行っております」と佐々木社長は語っているが、昨年の旧統一教会問題の報道と比べ、随分報道量が少ないのは気のせいなのか。芸能事務所の対応についても「対応策をしっかり公表していらっしゃる」とまで語っている。第三者委員会も設置しないとしている事務所の対応を指示するような言いぐさだ(参考)。
このような事務所に甘い発言をしているのはTBSだけではない。日テレの社長もこの問題について静観する姿勢を示している。
問題を受けた今後の対応については、5月22日に会見した日本テレビの石沢顕社長が「(ジャニーズ事務所が)会社としてやるべきことをどう進めていくのか注視したい」と話すなど、各局とも事務所の再発防止に向けた取り組みを見守っていく姿勢で一致した。
今まで報道してこなかったことへの責任はまるでないような言いぐさだ。
被害を受けた男性は、この問題が過去に大々的に報じられていれば、事務所入りは「たぶんなかった」と発言している。(参考)
この被害男性の言葉の通り、報じてこなかったメディアの責任は大きい。しかし、この期に及んで静観の姿勢とはまるで反省がない。
メディアにメディアとしての矜持があるなら、昨年の旧統一教会問題の報道のように積極的に報道するべきだ。それが出来ないならメディアを名乗る資格はない。