自民党の古屋リニア特別委員会委員長「この同盟会の正式名称は、リニア中央新幹線建設促進協議会で、建設反対協議会ではない。」と川勝知事に対し大正論！
誰がどう見てもリニア中央新幹線の建設反対派にしか思えない川勝知事。その川勝知事がリニア中央新幹線に関する会合に出席している。
建設促進期成同盟会の総会にも出席し、川勝知事の孤立っぷりが際立っていたが、自民党の会合にも出席し、その場でも川勝知事の孤立っぷりが際立った。
静岡県内とは異なり、建設促進期成同盟会、そして自民党の会合では批判に晒された川勝知事。そろそろ自身の行動が共感を生んでいないことに気が付くべきではないのか。
自民党の会合で大正論をぶつけられた川勝知事
当初予定していた開業時期から遅れることが確実のリニア中央新幹線。事業者の都合で送れるならまだしも、開業が遅れる理由は川勝知事が静岡工区の着工を認めないことだ。
そんな川勝知事がリニア中央新幹線関係の会合に出席している。建設促進期成同盟会の総会の後に出席した自民党の会合では川勝知事に対して出席者から大正論がぶつけられている。
知事が姿を見せたのは、自民党本部。ここではリニアに関する特別委員会が開かれ、川勝知事をはじめ、リニア沿線都府県の知事らが出席しました。
冒頭、古屋委員長のあいさつでは、川勝知事に向けたのか、こんな発言が…
自民党リニア特別委員会 古屋圭司委員長：「この同盟会の正式名称は、リニア中央新幹線建設促進協議会（期成同盟会）で、建設反対協議会（期成同盟会）ではない。沿線の知事として、国民として、われわれ国会議員として、リニア建設に向けてしっかり調整をして進めていくということが何よりも大切」
（出典 衆議院）
古屋委員長の言う通りだ。建設促進の同盟会であって、建設反対の同盟会ではないのだ。これまでの川勝知事の言動が前者ではなく後者として受け取られていたことの証左だ。
そして古屋委員長は最後に、「期成同盟会に入った以上は同じ方向を向くべき。全国様々な事業で、皆問題を抱えているが、知恵を出して解決している」と川勝知事を念頭に置いた言葉を残している。
そんな多くの厳しい言葉を受けた川勝知事だが、会合後は次のように語っている。
1時間以上に及ぶ会議を終え、取材に応じた川勝知事は…
Q．古屋委員長から最後に厳しい言葉が飛んだと思うが？
A．「いや、厳しいというより励ましの言葉だと思った。この気候のいい時に、特別委員会の先生方には燕沢。これは国交省の山体崩壊の頻度で一番危ないところと言われていて、その現場を見てもらうとわかる。現場を見ればそれが不適切であると一目瞭然であると私は思っているので」
（出典 全国知事会）
古屋委員長からの言葉を「励まし」と受け取った川勝知事。川勝知事と同じように受け取った人が他にいるのだろうか。
川勝知事はこの会合で自身の言動がどのように受け取られているかよくわかったはずだ。静岡県が加盟しているのは建設促進期成同盟会だ。これ以上遅らせることなく、他の加盟自治体と同じ方向を向いてもらいたい。