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2035年以降、EⅤ電気自動車だけにはなりません。電動車にはハイブリッド車も含まれます




今ネット上で「ガソリン車が販売禁止になり、2035年でEⅤ電気自動車だけになる」と騒がれている。

「既に電気が足りてないのに、電気自動車とかホント笑わせる」「EUは、辞めたぞ」「長距離トラックとか考えていますか?」「ハイブリッドならまだしも、電気自動車だけなんて死んでもごめんです」といったコメントがあがっている。

どうやら100%EⅤ電気自動車になると勘違いしているようだ。

経済産業省の『「トランジション・ファイナンス」に関する 自動車分野における技術ロードマップ』には次のように記されている。

電動化の目標 ※電動車=EV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)、 HV(ハイブリッド)
✓ 2035年までに、乗用車新車販売で電動車 100%を実現
✓ 商用車については、
・8t以下の小型車について、2030年までに、新車販売で電動車20~30%、2040年までに新車販売で、電動車と合成燃料等
の脱炭素燃料の利用に適した車両で合わせて100%を目指す
・8t超の大型車については、2020年代に5,000台の先行導入を目指すとともに、2030年までに、2040年の電動車の普及目標を設定する

電動車の中にはハイブリッド車も含まれていて、ハイブリッド車を含め、100%電動車導入を目指している。

EUもガソリン車の販売を2035年以降に禁止する方針を示していたが、ドイツやイタリアなどの反対にあい、合成燃料「e fuel(e燃料)」を使うエンジン車も認めることで合意した。

日本企業も水素やカーボンニュートラル燃料を使用した車両の開発に力を注いでいる。

トヨタは今年も、水素やカーボンニュートラル燃料を「つくる」「はこぶ」「つかう」選択肢を増やす挑戦を続け、仲間とともに、カーボンニュートラル実現に向けた、モータースポーツでの取り組みを加速させていきます。

中略

水素エンジンカローラの液体水素関連技術など、新たに9社※3が仲間に加わり、水素を「つくる」「はこぶ」「つかう」仲間は、39社まで増加しました。

車両の取り組み
燃料が気体水素から液体水素に変わることに伴い、車両の燃料供給装置を液体水素向けに変更します。エンジン自体は、気体水素を搭載していた時と同様のものを使用する予定です。

液体水素に燃料を変更することで体積当たりのエネルギー密度が上がるため、富士24時間レースに向けて、満充填からの航続距離は約2倍、充填時間は、これまでと同じ約1分半※4を目標に開発を進めていきます。そして、年間を通じて、エンジン性能・航続距離・充填時間をさらに改善していきたいと考えています。

一方で、液体水素には、充填や貯蔵の際に-253℃より低い温度に保つ必要があり、低温環境下で機能する燃料ポンプ技術をいかに開発するか、また、タンクから自然に気化していく水素にどう対応するか、車載用液体水素タンクの法規をどのように作り上げていくか、などの課題もあり、引き続き「つくる」「はこぶ」「つかう」それぞれの仲間と連携して、課題の克服に取り組んでいきます。

なお、気体水素には、液体水素と比較して、システム構成がシンプルというメリットがあります。気体水素と液体水素には、それぞれ異なるメリットや課題があり、特性を生かした使い方をしていくため、引き続き、気体水素と液体水素の両方の開発に力を入れ、燃料の選択肢を広げていきます。

引用元 液体水素を搭載した水素エンジンカローラ、スーパー耐久シリーズ第1戦鈴鹿大会は欠場も、富士24時間レースに向けて挑戦を継続

少しは安心していただけただろうか。







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