立憲、内閣不信任決議案を提出する方向で検討も、小川前政調会長「年中行事のような提出は、国民にとって得るものが何もない」「同調しない」
立憲民主党は、通常国会会期末を前に、内閣不信任決議案を提出する方向で検討に入ったようだが、同党の小川淳也前政調会長は１１日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、「年中行事のような提出は、国民にとって得るものが何もない」「同調しない」と内閣不信任決議案提出に慎重な姿勢を示した。
立憲民主党の小川前政調会長は11日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、内閣不信任決議案について「年中行事のような提出は、国民にとって得るものが何もない」と述べ、今国会での提出に慎重な姿勢を示した。
内閣不信任案を巡って、小川氏は「野党の年中行事のような不信任案の提出は、国民にとって得るものが何もない」と指摘し、不信任案が衆院の解散総選挙を誘発するとの見方もあることから、「わざわざ不義に満ちた解散に、こちらから口実を与えてやる必要はないというのが私の個人的な考えだ」と述べた。
不信任案の提出を巡っては、立憲の泉代表が、国会最終盤まで見極める姿勢を強調しているが、党内から慎重論が出た形だ。
一方、小川氏に同席した国民民主党の玉木代表は、不信任案を巡り、これまでの野党側の姿勢を「とにかく出す」「否決が前提」だったと指摘し、「やるなら覚悟を決めてやらなければいけない」と述べた。
そして、「年中行事的な内閣不信任案には同調しない」と強調した。
小川氏はツイッターでも訴えていた。
解散が恣意的に繰り返される日本、野党が年中行事のように不信任を提出する日本、いずれも国民にとって幸多いとは思えない。
その上で私見。今回の不義に満ちた解散、大儀なき解散、岸田氏のよこしまな私的解散に、わざわざ野党の側が口実を与えてやる必要はない。https://t.co/abUkmDTfqH
— 小川淳也｜衆議院議員（香川１区） 🚲 (@junyaog) June 10, 2023
また、同番組では国民民主党の玉木雄一郎代表も主演していて「年中行事的な不信任案には同調しない」と明言した。
自民党の萩生田光一政調会長も出演していて不信任案提出が提出された場合の衆院解散について「どこで出されても大義になる」と語っていた。
内閣不信任案提出については、日本維新の会の馬場伸幸代表も「夏になれば盆踊りをするように会期末になれば不信任案を出すといった国会の慣例には全く協力する気はない」と語っていて、藤田文武幹事長も「よほどの時は議会の権利として突きつけたいが季節行事みたいにやるのはよくわからない。理解不能だ」と指摘していた。
泉健太代表はツイッターで番組に小川氏が出演することを拡散していたが、こんな発言をすることを予想していたのだろうか？
小川淳也議員が、6月11日(日) 午前7:30～8:55 放送のフジテレビ #日曜報道THEPRIME に出演します。https://t.co/0Lvgd0Q06g
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) June 10, 2023
またしても党内で意見が割れているのだろうか？