【LGBT法案】自民議員から「党議拘束を外すように」との要求に、稲田氏「党議拘束を外すというのは、違うのではないか」「議論が足りない、拙速というのは全然違うと思う」
「LGBT理解増進法案」の採決を巡り、注目されるのは自民党が党議拘束をかけるかどうかだが、茂木敏充幹事長は12日の会見で、「当然、党議拘束はかかる」と造反をけん制した。法案は13日の衆院本会議で採決される。
しかし、先日も紹介したが、自民党の中村裕之衆議院議員が「LGBT法案については、党内で反対意見が多かった。議論も十分では無い。よって、党議拘束を外すように」との要求を自民党代議士会で行っていた。中村氏以外にも「もっと議論が必要だ」と反発する自民党議員は多い。
こういった党議拘束を外すことを求める声について、法案を推進してきた自民党の稲田朋美元防衛相は「党議拘束を外すというのは、違うのではないか」「議論が足りない、拙速というのは全然違うと思う」と指摘した。
自民党の稲田朋美元防衛相は12日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見し、13日の衆院本会議で採決されるLGBTなど性的少数者への理解増進法与党修正案について、採決の際に党議拘束を外すよう求める声が自民党内で出ていることに、疑問を呈した。
「代議士会で、党議拘束を外すべきという意見を言った人がいたが(もともとの与党案は)党の総務会で了承された。党議拘束を外すというのは、違うのではないか」と指摘した。また「自民党の中での議論でも拙速とか、議論が尽くされていないとか、いろんなことをいわれた」とした上で、2016年2月に、自民党内に「性的指向・性自認に関する特命委員会」が設置されたことに触れ「(そこから)議論は続けてきた。議論が足りない、拙速というのは全然違うと思う」とも訴えた。
ネットの反応
何年もかけてるのに「党議拘束」を外して廃案になるならその程度の議論しかしてこなかったというもの
「法案が成立したら自民党員をやめる」「もう自民党には投票しない」「推進派には投票しない」といった自民党支持者らの声も非常に多い。もちろん反発する自民議員も多い。この法案は、党を分裂させるほどの重要法案だろうか?もし、法案が通過したら次期衆院選で大打撃を受けるかもしれない。