【科学的根拠が理解できないのにどうやって説得するの？】駐日韓国大使「（科学的な根拠を示して）国民を説得しようとしても理解しにくい部分がある」「日本が韓国国民に直接安全性を説得する姿が必要だ」
処理水の海洋放出をめぐり、東京電力は処理水ではなく、放射性物質を含まない水を使い、海水で薄めたうえで放出する試験を始めた。処理水の海洋放出開始は春から夏頃とされていたが、７月以降になるという報道がされた。
海洋放出の準備が着々と進む中、駐日韓国大使が「日本が韓国国民に直接安全性を説得する姿が必要だ」「韓国国民の健康と安全に関わる敏感な問題だ。（科学的な根拠を示して）国民を説得しようとしても理解しにくい部分がある」などと言い出した。
尹徳敏（ユン・ドクミン）駐日韓国大使が福島第１原発の汚染水の海洋放流と関連し「日本が韓国国民に直接安全性を説得する姿が必要だ」と明らかにした。
尹大使は１４日に報道された時事通信とのインタビューで「韓国国民の健康と安全に関わる敏感な問題だ。（科学的な根拠を示して）国民を説得しようとしても理解しにくい部分がある」としてこのように話した。
また、先月訪韓した岸田文雄首相が汚染水問題について「韓国国民の健康や海洋環境に悪影響を与える形での放出は認めない」と話したことに触れ、「直接そういう話をしてくれることが国民を安心させる上で大事だ」と話した。
尹大使は韓日間の哨戒機へのレーダー照射をめぐる問題と関連しては「両者の立場は違うが、安保協力を深め信頼が高まれば、自然に解決できる。韓日は互いに米国の『核の傘』を含む拡大抑止をどうするか、共通の課題がある」として協力の必要性を強調した。
尹大使は「済州島や日本の温泉地など地方で気楽な気持ちで会談できればいい。ドイツ、フランスは大きな戦争を何度も経ながら、成熟した関係になった。韓日も独仏のような関係になるべきだ」と付け加えた。
科学的根拠を示しても理解できないなどと言っているものをどうやって理解させ説得しろというのか？理解できないというよりは理解しようとしない。もしくは受け入れられないのだろう。聞く耳を持たないのに何を言っても無駄だ。
安全性については、日本もIAEAも公表している。あとはその国の政府がどう判断するかだ。韓国政府に理解を求めることは日本政府の仕事だが、韓国国民を説得するのは韓国政府の仕事だ。外務省はそのことをしっかり伝えるべきだ。
龍谷大学の李相哲教授がこんなことを語っていた。
韓国の野党は科学とか事実とか関係なく、政治問題化したい
—韓国は福島県など8県の水産物を輸入禁止措置、ソウルでは処理水の海洋放出に反対するデモも起こっているといます。韓国国内で福島の処理水を問題視する理由について、李教授によると「日本の説明に耳を傾けるつもりはない。とにかく反対」なぜなら「尹大統領には日本に弱腰のイメージをつけたい」という一部野党議員たちもいるという。（李相哲氏）野党はこれを科学とか事実とかと関係なく、政治問題化したいのです。尹大統領の弱腰外交を批判したいということなんです。つまりこの問題に関しては説明が十分ではない部分も、もちろん韓国にはあるんですね。今までIAEAは中間報告書を出して、日本の処理の仕方だと全く問題ないというふうな結論がもう出てるんですよ。しかも日本だけの説明じゃなくてIAEAは韓国の専門家も入ってますので、それで十分納得すべきなんだけれども、事実が不都合な人たちがいるわけです。
引用元 【原発処理水・日韓対立】「韓国は処理水に問題ないことはわかっている」「韓国では科学的説明も政治的理由で黙殺される」
まずは尹政権が何かと因縁をつけてくる野党勢力を黙らせなければ、処理水の安全性は韓国国民に浸透しないだろう。
李教授も「野党はこれを科学とか事実とかと関係なく、政治問題化したいのです。尹大統領の弱腰外交を批判したいということなんです」と断言している。これが事実ならお話にならないレベルだ。もはや韓国のお家騒動なので、日本が首を突っ込む問題ではない。
そして、何よりも、いつまでも「処理水」を「汚染水」などと報じている韓国メディアこそ諸悪の根源ではないだろうか。韓国政府が「汚染水」から「処理水」へ公式表記の変更を検討との報道もあったが、その後どうなったのだろうか。駐日韓国大使が本当に憂いているのなら、韓国国内で「処理水」を徹底させるべきだ。