共産・小池氏、立憲・泉代表の「選挙は独自でやる」に「一刻も早く撤回してもらいたい」




立憲民主党の泉健太代表が次期衆院選での選挙協力・候補者調整について「選挙は独自でやる。維新ともやらないが、共産党ともやらない。立憲民主党はまず独自の道でしっかり訴える」と述べたことについて、日本共産党の小池晃書記局長は「一刻も早く撤回してもらいたい」と述べた。

 共産党の小池晃書記局長は20日の記者会見で、立憲民主党の泉健太代表が次期衆院選での共産党との選挙協力を否定していることについて「一刻も早く撤回してもらいたい」と述べた。

小池氏は「撤回すれば、市民と野党の共闘で戦っていきたい方針は変わっていないから、それなりの対応をしていくことになる」とも述べた。

引用元 立民代表に方針撤回促す 共産・小池氏

立憲内では、小沢一郎衆議院議員らが「野党候補の一本化」を執行部に求める「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を設立。岡田克也幹事長も理解を示した。小池氏の発言は小沢氏らの動きに呼応したようにも見える。

共産としては立憲に独自で戦われては、議席を減らす可能性がかなり高い。統一地方選を振り返っても明らかだ。なんとしても共闘にこぎつけたいだろう。

一方、他党を見ると、立憲は国民民主党にラブコールを送るが、玉木雄一郎代表は4月に「国家の根幹に関わる政策で一致しないところと選挙調整しても票は増えない」と選挙協力に否定的な意見を述べていて、20日の定例会見でも「他の政党や新人は出ないでくれという一本化は既得権益を守っているにすぎない」と批判した。共闘したとしても立憲有利の共闘になると考えているのだろう。

 岡田氏は国民民主党との共闘を模索するが、国民の玉木雄一郎代表はこの日、「他の政党や新人は出ないでくれという一本化は既得権益を守っているにすぎない」などと有志の会の要求を批判した。岡田氏は「すべて否定的に捉えるのはいかがかと思う。被害妄想的な感じがする」とやり返すなど、野党分裂の流れが加速している。

引用元 立民・岡田克也幹事長、国民民主党との共闘模索も次期衆院選へ党内波紋、野党分裂の流れ加速

党勢拡大を狙っている玉木代表には受け入れ難い共闘と言うことだ。また、玉木代表は連合からの立憲との共闘要請に対しても、協力するか否かの明言を避けている。

日本維新の会は立憲民主党との国会対応の「共闘」が解消した途端に水と油の関係に戻った。維新は野党第一党を目指しているから、立憲との選挙協力はそもそも考えていない。

結局、小沢氏や岡田幹事長が頑張ったところで、共闘の可能性があるのは共産、社民、れいわといったところだろう。共産もそれでいいと思っているだろう。しかし、これは連合が避けて欲しい共闘だ。党内外からつつかれ、連合からは念を押され、泉代表はまさに板挟み状態だ。

玉木代表は、立憲の重鎮議員や幹事長までも泉代表の主張と異なる発信をしていることに「泉さんも気の毒」と話していたようだが、蓮舫議員による批判といい、この頃本当に気の毒だ。こんなことならさっさと造反して代表から降ろしてあげればいいのにとも思えてきた。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!