衝撃の川勝知事「水は皆のものであり、同時に誰のものでもない」→今までの主張は何処へ?!
リニア中央新幹線をめぐり、日に日に孤立っぷりが鮮明になる静岡県の川勝知事。誰一人として自身の主張を擁護してくれないことに焦りを感じているのか迷走が続いている。
その迷走の極めつけが「静岡県の水」だ。静岡県の水が山梨県に流出することを懸念して、山梨県内のボーリング調査の中止を求めていた。しかし、だ。今度は「水は皆のもの」と言い始めたのだ。
当たり前の見解だが、今までの主張はどこにいったのか。
迷走の川勝知事「水は皆のものであり、同時に誰のものでもない」
建設促進期成同盟会の総会、そして自民党の部会に出席したことによって、リニア中央新幹線を阻止していることが全国的に知れ渡った川勝知事。
総会、部会と川勝知事の主張に理解を示す人は皆無だった。このことに焦りを感じたのか、川勝知事が方針転換とも言える姿勢を示し始めた。
リニア中央新幹線の建設を巡り、静岡県の川勝知事は13日の記者会見で、JR東海が山梨県内で行うボーリング調査で出る水について、「水は皆のものであり、同時に誰のものでもない」と述べ、一転して「静岡の水」との主張はしない考えを示した。
(中略)
川勝知事は「水は動いている。どっちのものだという話は向かない」とし、山梨県で出た水が静岡県の水だという主張は「(今後)しない」と明言した。
(出典 全国知事会)
なんとだ、「水は皆のものであり、同時に誰のものでもない」「水は動いている。どっちのものだという話は向かない」と言い始めたのだ。
今までの川勝知事の主張は一体なんだったのか。山梨県側でJR東海がボーリング調査を開始した時は記者会見で次のように川勝知事は憤っていた。
リニア中央新幹線のトンネル工事を巡りJR東海が山梨県側から静岡県境付近までのボーリング調査を開始したことについて、川勝知事は「地下水が流出する懸念がある」として、JR東海に対し調査の中止と県の専門部会での説明を求める考えを示しました。
(中略)
これについて川勝知事は28日の定例会見で、調査地点は静岡県境付近と断層帯がつながっているとして、「静岡県内の地下水が流出する懸念がある」と主張しました。
この2月の記者会見とは全く異なる姿勢を川勝知事は示している。
川勝知事は自らの主張が受け入れられないことを察したのか、見事なまでの変節っぷりだ。「静岡県の水」を声高に叫んでいた人物が「水は皆のものであり、同時に誰のものでもない」とはよく言えたものだ。
川勝知事は自らの主張が珍説であること、そして国家的プロジェクトを止めていることにいい加減気がついてもらいたい。そして、混乱させた責任を取って潔く辞職するべきだ。