志位委員長「『長すぎるのが問題』という攻撃を共産党そのものに対する攻撃ととらえ、皆で力を合わせて打ち破ることを心から訴えたい」
日本共産党は、志位和夫委員長の退陣要求や党首公選制の導入を求める活動を行ったとして、23年に入ってから2名の党員を除名し、1名の現職市議会議員を除籍した。党規約が禁じる「分派」活動を行ったとしてのものらしい。
この問題を巡り、志位委員長が24日の党会合で「反共攻撃の中で支配勢力から意図的に持ち込まれた議論だ」「『長すぎるのが問題』という攻撃を共産党そのものに対する攻撃ととらえ、皆で力を合わせて打ち破ることを心から訴えたい」と述べたという。まるで中国の習近平主席や、中国外務省報道官が語りそうな発言だ。
共産党の志位和夫委員長は24日の党会合で、平成12年の委員長就任から20年以上がたつことを問題視する指摘に関して、「反共攻撃の中で支配勢力から意図的に持ち込まれた議論だ」と断じた。また、「『長すぎるのが問題』という攻撃を共産党そのものに対する攻撃ととらえ、皆で力を合わせて打ち破ることを心から訴えたい」とも呼びかけた。また、「この攻撃に対する最大の回答は、選挙でも党勢拡大でも前進、勝利を勝ちとることだと心して、全力を尽くす決意だ」と続投に意欲を示した。
志位氏は会合で、任期について「確かに他党に比べれば長いのは事実だ」と認めつつ、「結局、批判の中身は選挙で後退した、党勢が後退したというもので、私個人が政治的に重大な誤りをおかしたとか、品性の上で重大な問題点があるという批判ではない」と強調。その上で「つまり、この攻撃の本質は共産党そのものに対する攻撃ではないだろうか」と述べた。
志位氏はまた、「わが党が党員の直接選挙で党首を選んでいないことをもって『閉鎖的』などと批判、攻撃する主張がある。しかし、わが党は党規約に基づく現行の選出方法が(組織原則の)『民主集中制』とも合致した、最も民主的で合理的な選出方法だと考えている」と従来の主張を繰り返した。
党首選出の方法は党内で議論して現状のままでいいというならそれでもいいかもしれないが。意見を攻撃と言われてしまえば党内からますます声があがらなくなるだろう。批判さえも意見として受け入れるくらいの広い度量がないとこの先どんどん党勢衰退していくだろう。
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