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福島第一原発で処理水海洋放出設備の設置工事が完了




福島第一原発で処理水海洋放出設備の設置工事が完了した。

今後、設備の試運転や原子力規制委員会による使用前検査が行われた後で、東京電力は放出前の準備を終える予定だそうだ。

福島第一原発の処理水について東京電力は、26日午後4時前に放出に使う設備の設置工事が完了したと発表しました。

福島第一原発の処理水について東京電力は安全な基準まで薄めた上で沖合1キロの地点から海へ放出する計画です。

2022年8月から海底トンネルの掘削など設備の設置を進めてきましたが、6月26日午前9時30分に掘削に使った重機を海中から引き上げる作業が完了。

また午後3時50分に放出口にふたをする最後の作業が終わり、放出に使う設備の設置工事が完了したと発表しました。

今後、設備の試運転や原子力規制委員会による使用前検査が行われた後で、東京電力は放出前の準備を終える予定です。

引用元 【速報】福島第一原発で処理水放出設備の設置工事を完了

イメージ


(出典 東京電力「ALPS処理水の処分」)

原子力学の専門家で東京大学教授の岡本孝司氏のコメント

ALPS処理水は、放射性物質を十分に除去し、さらに、除去できないトリチウムは安全なレベルに薄めたのちに、1km沖合から放出されます。海水には元々カリウム40(約12Bq/L)やウラン(約0.1Bq/L)などの放射性物質が溶けています。ALPS処理水も、海に放出されると、大量の海水で全く問題ないレベルに薄まり、海水に元々溶けている放射性物質よりも薄くなります。放出設備の工事が完了し、あとは、原子力規制委員会の使用前検査をもって、物理的には完成します。
中国や韓国でも東シナ海や日本海に、トリチウムを含む水を大量に放出しています。福島と同様に、海水に元々溶けている放射性物質と比較して、全く問題ないレベルだからです。
問題は、デマによる風評被害です。デマに負けるわけにはいきません。正しい情報を繰り返し伝えることと、日本国民がデマに負けない事が重要と思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f9c3301da0e97414bd6fce92e7737d73768cb11/comments

これが科学に基づいた意見だ。

ネット上の意見を見ると、処理水を海に流すことによって薄めると思っている方もいるようだが、岡本氏のコメントにもあるように、安全なレベルに薄めたのちに海洋放出を行う。些細なことと思うかもしれないが、大きな違いなのでしっかりと認識していただきたい。

そして、海洋放出反対派が「地元の漁業関係者も反対している」と訴えるが、漁業関係者が最も恐れているのは岡本氏も指摘しているように風評被害だ。風評被害で魚が買ってもらえなくなることを最も恐れているのだ。

デマを拡散し過剰に煽ることこそ風評被害の元凶だ。この対応については、政府が責任をもって風評被害対策を行うのは勿論だが、マスコミにはしっかりとした報道をするよう願う。







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