
山口代表が処理水巡る発言を釈明。処理水の危険性の認識は「ない」。誤解を与えたことへの謝罪は無し
公明党の山口那津男代表は福島第1原発の海洋放出を巡り、「海水浴シーズンは避けたほうがいい」とした発言について、4日の記者会見で「(安全性の)説明のためには一定の時間も必要だ。(周辺での海開きまで)少し時間が不足しているのではないかという趣旨だった」と釈明した。処理水が危険だという認識については「ない」と述べた。
公明党の山口那津男代表は4日の記者会見で、この夏に政府が目指す東京電力福島第1原発の海洋放出を巡り、「直近に迫った海水浴シーズンは避けたほうがいい」とした発言について、「(安全性の)説明のためには一定の時間も必要だ。(周辺での海開きまで)少し時間が不足しているのではないかという趣旨だった」と釈明した。同時に処理水が危険だという認識については「ない」とも強調した。
山口氏は「ALPS(多核種除去設備)処理水の蓄積は先送りできない課題だ」との認識を示し、自身の発言については「(処理水の)安全性を説明した上で、放出のタイミングを政府として総合的に判断してほしいという趣旨だった」と語った。「説明の浸透を図ることが風評を生まない前提になる」とも述べた。
山口氏は2日、選挙応援のために訪れた福島市内で記者団に「(処理水の海洋放出は)直近に迫った海水浴シーズンは避けたほうがいい」と発言。与野党内から「あらぬ風評被害が広がる」(日本維新の会・藤田文武幹事長)、「結局、安全ではない、問題があるということを認めることになるのではないか」(共産党・小池晃書記長)といった批判が出ていた。
発言を巡り与野党議員から批判を受けていることについての釈明だ。山口代表は処理水放出が海水浴に影響を及ぼす認識は「ない」そうだが、だとしたら誤解を与えたことへの謝罪は必要ではないだろうか。また、「説明のためには一定の時間も必要だ」と語っているが、今まで行ってきた説明についても、山口代表の発言によって疑念を持たれ始めている。
記事では日本維新の会の藤田文武幹事長と共産党の小池晃書記長の批判が紹介されているが、自民党の世耕弘成参院幹事長も4日の記者会見で「科学的なデータに基づかない風評を広めるような言説は厳に謹んでいかなければいけないと思う」と非難していた。
しかし、「2023/07/04 山口代表定例記者会見」を見ても、火消しのような釈明ばかりで誤解を与えたことへの謝罪はなかった。
ネットの反応
ごくんと飲んだら。さもなくば山口代表を放出だよ→公明・山口氏、処理水巡る発言で釈明「説明に一定の時間が必要」 https://t.co/5RKfjwT53L @Sankei_newsより
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) July 4, 2023
え??
公明・山口氏、処理水巡る発言で釈明「説明に一定の時間が必要」 https://t.co/6nswMJT34W @Sankei_newsより
— 月刊『Hanada』編集部 (@HANADA_asuka) July 4, 2023

この方、絶対に謝らないし、絶対に撤回しない。謝ったら負けとでも思ってるのかな。



