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候補者擁立で維新と立憲で明暗。立憲の党内から「新たに候補を擁立しても、離党が相次げば、『三歩進んで二歩下がる』だ」とぼやきの声




次期衆院選に向け、日本維新の会は順調に候補者擁立を進めているようだが、一方で立憲民主党は難航しているようだ。松原仁衆院議員と徳永久志衆院議員の離党のほか、公認内定を辞退する元議員も出てきているそうで、党内から「新たに候補を擁立しても、離党が相次げば、『三歩進んで二歩下がる』だ」とぼやきの声があがっているという。

日本維新の会が次期衆院選に向けた候補者擁立を急ピッチで進めている。野党第1党の座を狙い、立憲民主党が目標とする「200人」を上回る擁立を目指す構えだ。立民は目標まで開きがあるほか、離党や公認内定辞退も相次いでおり、明暗が分かれている。

維新の藤田幹事長は10日、取材に対し、「立民より多くの候補者を擁立したい」と強調した。全289選挙区での擁立を目標に掲げ、10日時点で公認候補予定者は96人に上った。今週中にも100人を超える見通しだ。

96人のうち、維新幹部が「党勢のバロメーター」と位置づける新人らの数は立民の56人に迫る55人となった。立民の泉代表(京都3区)や岡田幹事長(三重3区)にも対抗馬を立て、「大将戦で勝利して弾みを付けたい」と対決姿勢を鮮明にしている。「維新政治塾」などからも積極的に人材を発掘したい考えだ。

これに対し、立民は所属衆院議員数は96人と野党で最も多いものの、擁立数は全選挙区の約半数の150人にとどまっている。

松原仁衆院議員(東京3区)が6月に離党したのに続き、新滋賀2区での公認が内定していた徳永久志衆院議員(比例近畿)も離党届を提出し、近く除籍(除名)処分となる見通しだ。元議員2人も公認内定を辞退しており、党内からは「新たに候補を擁立しても、離党が相次げば、『三歩進んで二歩下がる』だ」(中堅)とぼやく声も出ている。

引用元 維新の衆院選擁立が急ピッチ、「立憲民主超え」狙う…立民は離党や辞退相次ぐ

党の方針が定まらず、党内にまとまりがないように映るのも影響があるのではないだろうか。

立憲は共産党と選挙協力をするのかしないのかフラフラしている状況だ。代表が「しない」といっても重鎮らがそれを否定して代表の意見を変えさせる。普通の感覚なら「この党大丈夫か?」となるはずだ。

選挙協力については、国民民主党の玉木雄一郎代表は「共産、あるいは共産と組む政党とは一切調整しない。立民が共産と組むなら、候補者調整や選挙協力はできない」と述べたが(参考)、同じように、共産党と組むことについて、立憲からの立候補に二の足を踏んでいる人もいるのではないだろうか。

いろいろな場面で代表と幹事長が意見を対立させているのも良くない。枝野代表時代は、枝野氏と福山氏が良くも悪くもがっちり一枚岩で連携していた。今の維新は枝野時代の立憲のように、代表と幹事長お互いが意思疎通を図り、理解し合えているように映る。こういったことが党勢にも影響してくる。候補者擁立を巡り、立憲と維新で明暗が分かれているのも理解できる。







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