国民・榛葉幹事長が、韓国野党に賛同した立憲議員らに苦言「汚染水ではなくて科学的に安全が証明された処理水」「問題を政治利用して世論を煽ったり、ミスリードをするような言動を繰り返すのは極めて残念」
韓国最大野党「共に民主党」の国会議員らが東京で「処理水放出反対」の記者会見開いた際に、立憲民主党の阿部知子衆院議員も同席し、また、「共に民主党」の声明に立憲民主党などの議員ら8名が賛同し、共同声明を発表した件について、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は14日の記者会見で、「(放出されるのは)汚染水ではなくて科学的に安全が証明された処理水だ。科学は嘘をつかない。文句や疑義があるのならば科学的に論理的に反論をしてほしい」と苦言を呈した。
また、榛葉幹事長は「こういう問題を政治利用して世論を煽ったり、ミスリードをするような言動を繰り返すのは極めて残念、遺憾だ」とも語った。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は14日の記者会見で、立民の阿部知子衆院議員らが東京電力福島第1原発処理水の放出計画の中止を求める共同声明を発表したことに苦言を呈した。「(放出されるのは)汚染水ではなくて科学的に安全が証明された処理水だ。科学は嘘をつかない。文句や疑義があるのならば科学的に論理的に反論をしてほしい」と述べた。
「こういう問題を政治利用して世論を煽ったり、ミスリードをするような言動を繰り返すのは極めて残念、遺憾だ」とも語った。
一方、立憲民主党の泉健太代表は14日の記者会見で、阿部氏らについて「党の立場で動いているものではない」と述べた。
まさにその通りだ。立憲民主党の岡田克也幹事長は11日の記者会見で「政治的にそれを利用するようなことはあってはならないことだと思っている」と語っていた。韓国野党に賛同し、共同声明を発表した立憲議員らの行動は、岡田幹事長の考えとの整合性は取れているのだろうか?泉健太代表が「党の立場で動いているものではない」と述べているので、党の方針に沿ってはいないのだろう。
韓国野党の主張は無視したとしても、日本の国会議員からおかしな主張出れば、地元住民や関係者への影響も少なくないはずだ。福島県漁連が難色を示し続けるのも、いくら政府や東電が科学的根拠を示していても、反対派のミスリードが拡散され続けることが原因で不安がなかなか解消されないのだと思う。
福島県漁連が放出を反対しているのは風評被害の懸念からだ。原発事故から福島の水産物が避けられ続け、やっとの思いで今の状況まで立て直したのに、また水揚げしても魚が買ってもらえなくなるのではないかということを恐れている。政府や東電がいくら説明しても、反対派がミスリードして「処理水放出すれば福島の水産物が危険」と思わせるような主張を続ければ、関係者が不安になり、首を縦に振らないのも無理はない。