【立憲はそうではないの？】国民・玉木代表の候補者調整拒否に、立憲・岡田幹事長「本当に国民民主全体の考え方なのか。ちょっと考えにくい」⇒国民・榛葉幹事長「代表が言ったことはその党の考えだ」
次期衆院選を巡り野党間の候補者調整を拒否した国民民主党の玉木雄一郎代表について、立憲民主党の岡田克也幹事長は１１日の記者会見で、「本当に国民民主全体の考え方なのか。ちょっと考えにくい」と語った。すると、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は１４日の記者会見で、「大政治家らしからぬ発言だ。代表が言ったことはその党の考えだ」と反論した。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は１４日の記者会見で、玉木雄一郎代表の見解が党内の意向を反映しているとは「考えにくい」と述べた立憲民主党の岡田克也幹事長に不快感を示した。「大政治家らしからぬ発言だ。代表が言ったことはその党の考えだ」と反論した。
岡田氏は立民との候補者調整に後ろ向きな玉木氏について、１１日の会見で「本当に国民民主全体の考え方なのか。ちょっと考えにくい」と語っていた。
榛葉氏は立民との候補者調整について、「立民は（支持団体の）連合から指示をもらっている。共産とは相いれないのが連合発足の原点だ。共産との関係が明確にならない限り、さまざまな（交渉の）テーブルにつきようがない」と突き放した。
榛葉幹事長の意見は正論と言うか、当たり前のもので、普通は代表の考えが党の指針となるが、岡田幹事長の発言では立憲民主党はそうでないらしい。多くの場面で泉健太代表が主張を一転させていたので、うすうすは感じていたことだが、改めて確認できた。
この件については玉木代表もコメントしている。
2020年9月の国民民主党結党以来、ずっと同じことを言っています。榛葉幹事長が会見で述べたとおり、代表の発言が党の考えですし、党の考えが代表の発言です。#国民民主党
「大政治家らしからぬ」榛葉氏、岡田氏に不快感（産経新聞） – Yahoo!ニュース https://t.co/qnJNnpobNj
— 玉木雄一郎（国民民主党代表） (@tamakiyuichiro) July 14, 2023
代表を軽んじていると言えば、小沢一郎衆院議員がまた代表を批判していた「参考：朝日新聞 立憲・小沢氏「代表や幹事長は政権取る気ない。有権者を欺いている」」。蓮舫参議院議員に続き、小沢氏もこのところ代表批判を続けていて、重鎮たちが代表を軽んじていることが目立つ。また勝手な行動もあり、阿部知子衆院議員や原口一博衆議院議員ら４名の議員が、韓国野党の「処理水放出反対会見」に賛同し、日韓議員共同声明を発表したことにも泉代表は困惑していた。
各議員が勝手に行動し、言いたいことを言っている政党の幹事長から見たら、ひとつにまとまった政党の代表の意見が「本当に党全体の考え方なのか」と不思議に思うのかもしれない。