【効いてる】日本の半導体分野の輸出管理厳格化に中国「明らかに中国に向けた措置で、深い遺憾と不満を感じる」対抗措置の可能性も示唆
中国に対する先端半導体製造措置などの輸出規制を日本が施行したことを受け、中国政府が強く反発。
米国政府は２２年１０月、先端半導体の製造に欠かせない装置と技術の輸出を制限。日本は米国に続き半導体製造装置２３品目を輸出管理対象に加え７月２３日に施行。輸出管理が厳格化された。
中国政府は24日、日本が半導体分野の輸出規制を強化したことについて、「明らかに中国に向けた措置だ」と批判し、日本側に抗議したことを明らかにしました。
中国外務省の報道官は会見で、日本が23日から半導体製造装置などの輸出規制を新たに強化したことについて、「明らかに中国に向けた措置で、深い遺憾と不満を感じる」と批判しました。
その上で、「一部の国は経済・貿易問題を政治問題化している」と述べ、アメリカが主導する対中包囲網が強まることに反発しました。
報道官は、日本政府に抗議したことを明らかにした上で、「われわれは規制の影響を注視し、断固として自らの利益を守る」と強調し、必要に応じて対抗措置をとる可能性を示唆しました。
経済産業省は省令改正について「国際的な安全保障環境が厳しさを増す中、軍事転用の防止を目的として、ワッセナーアレンジメントを補完するとともに、半導体製造装置に関する関係国の最新の輸出管理動向なども総合的に勘案し、特定の貨物及び技術を輸出管理の対象に追加することとした」と説明している。（参考）これは西村経済産業大臣も説明している。（参考）
中国政府は「明らかに中国に向けた措置で、深い遺憾と不満を感じる」と批判しているが、軍事転用しなければいい話だ。対抗措置を示唆し圧力を加えるやり方は相変わらずだ。
また、日本も中国を念頭にしている以上、中国が対抗措置を取ってくることは想定済みだろう。（まさかの無策ではないことを願う）
中国がこのような反発を見せる時は効いている証拠だ。