茂木幹事長、中国の処理水放出反発に「中国で放出されている処理水の濃度がさらに高いのも事実」「科学的根拠に基づいた議論を行うよう強く求めたい」
自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「中国で放出されている処理水の濃度がさらに高いのも事実だ」と語った。中国は福島第一原発の処理水海洋放出に反発していて、茂木氏の発言はそれに対する反論。
自民党の茂木敏充幹事長は２５日の記者会見で、東京電力福島第１原発の処理水海洋放出に反発している中国に対し「中国で放出されている処理水の濃度がさらに高いのも事実だ」と反論した。日本の処理水放出は国際安全基準に合致するとした国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の包括報告書に触れた上で「中国には科学的根拠に基づいた議論を行うよう強く求めたい」と強調した。
岸田文雄首相は同日の党役員会で、処理水放出に関し「わが国の取り組みを高い透明性をもって国際社会に丁寧に説明していく。関係閣僚には漁連などと密に意見交換を行ってもらっている。引き続き事業内容や安全性について内外に丁寧に発信し、対応する」と語った。
中国はＩＡＥＡの包括報告書に「遺憾」を表明。日本が海洋放出に踏み切れば「一切の結果を引き受けなければならない」と反発している。
林外相は中国の王毅共産党政治局員と面談した時に、中国の反発に対して「中国が政治化していることに反対する」と一応抵抗したが、これくらいはっきり面と向かって言えばよかったのだ。まぁ無理だろうが。
「中国は日本の6.5倍、韓国は14倍を海洋放出していると付け加えてくだされば尚良かった」と長尾たかし前衆議院議員。
>自民・茂木氏「中国の処理水濃度さらに高い」 – 産経ニュース
当然の反論です。中国は日本の6.5倍、韓国は14倍を海洋放出していると付け加えてくだされば尚良かったと思います。 https://t.co/YC66go8a3Y
— 長尾たかし・前衆議院議員 (@takashinagao) July 25, 2023
これは国内だけでなく、海外へ向けても発信すべきだ。そして、それに日本のマスコミも協力すべきだ。
産経新聞は下図を報道している。
（出典 産経新聞）
ここまで露骨にすると処理水放出に理解を示している国が嫌がるかもしれないが、日本の処理水の安全性を認めてもらうためには致し方ないかもしれない。なるべくアメリカやイギリスなどに飛び火しないよう訴えることができればいいのだが。
ネットの反応
中国外交トップの王毅氏あたりと
そこらへんじっくり話つけてくれ
「他の国がやってるから日本もいいって言いたいの？」といった内容のコメントがチラホラあったが、完全な勘違いだ。他所の国が放出している濃度より、日本は更に数値を下げ、国際基準に則た安全な処理水を放出すべく努力をしている。したがって、日本より高濃度の処理水を放出している国に文句を言われる筋合いはないということだ。