立憲・岡田幹事長の発言に、国民・玉木代表が猛反発「断じて容認できない。公党に対する侮辱」
立憲民主党の岡田克也幹事長が国民民主党に協力を訴えた際に「働く人たちに支えられている政党は1つでいい。2つある必要は全然ない」と述べた。
立憲民主党の岡田幹事長は福岡市で記者団に対し、玉木氏が政策本位で与党との協調も排除しない姿勢を示していることについて「立憲民主党と国民民主党が力を合わせ、大きなかたまりをつくれば政権交代可能な政治に向けた力強い第一歩になる。玉木氏には代表選挙を通じてそういう考え方に変えてもらいたい」と求めました。
また「働く人たちに支えられている政党は1つでいい。2つある必要は全然ない」と述べました。
すると、国民民主党の玉木雄一郎代表が猛反発「発言は断じて容認できない。公党に対する侮辱であり、国民民主党の代表として抗議する」とSNSに投稿。
国民民主党の政策の方が働く人のためになる。与党と同じような減税反対路線や金利引き上げ路線、そして、エネルギーの安定供給に責任を持たない姿勢で、どうやって賃金を上げるつもりなのか。今の政策なら、明らかに国民民主党の政策の方が賃上げにつながる。エネルギーの安定供給なくして賃上げなし。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) August 4, 2023
玉木代表の怒りはごもっともだ。岡田幹事長の発言は「国民民主は立憲に吸収されればいい」と言っているに等しい。傲慢でしかない。
すると今度は立憲の泉健太代表が「玉木さん、落ち着いてください」「十分に折り合えますよ」と投稿。
玉木さん、落ち着いてください。
立憲民主党は、日本のエネルギー政策の要諦を「安定供給」と考えています。エネルギーシフトを考えるからこそ、感情論ではなく、安定供給を大前提としたエネルギーシフトを立憲民主党は訴えています。十分に折り合えますよ。 https://t.co/p4DrfkRKBw— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) August 5, 2023
ネット上では、泉代表個人なら折り合えるかもしれないが、党同士では折り合えないだろうという考えが多いようだった。確かに、泉代表よりも問題は立憲の重鎮たちである。実際に泉代表はよく変節するが、重鎮たちの圧力により変節すると見られている傾向が強い。「原発をすぐ停止させろ」とか「憲法改正反対」など、国民民主と異なる政策を主張する重鎮たちがはばを利かせているうちは、玉木代表の国民民主と折り合うことなど不可能だろう。ただし、前原誠司代表代行が党首選で党首になったら状況は変わるかもしれないが。