樋口甲府市長、川勝知事に「国家プロジェクトとしてやっていく事業なので、しっかりと進めてほしい」⇒一方の川勝知事、新たに残土を巡り難癖
JR東海の丹羽俊介社長は今月3日、リニア工事について「まだ見通しを立てることができない」と述べ、静岡県の川勝平太知事を除く関係知事らが静岡県への不満を募らせる中、甲府市の樋口雄一市長は8日の記者会見で川勝知事に対し「国家プロジェクトとしてやっていく事業なので、しっかりと進めてほしい」と苦言を呈した。
樋口雄一甲府市長は8日の記者会見で、リニア中央新幹線で、静岡工区が着工できず、令和9年の開業が困難になっていることについて、静岡県の川勝平太知事に対し、「国家プロジェクトとしてやっていく事業なので、しっかりと進めてほしい」と苦言を呈した。
この日の会見で樋口氏は市内南部に予定されているリニア山梨県駅の周辺まちづくりの基本方針を初めて公表した。しかし、リニア開業時期が不透明になっていることから、基盤整備の完了時期などを明確にできないのが実態だ。
さらに、まちづくりには民間事業者を参画させる方針の中で、樋口氏は「リニアの開業時期が明確になってからでないと、参画を決められない事業者も多い。このため(着工や工事などに遅れが出て)駅開業時に、すべての基盤整備が完了することは確実ではない」と説明。リニアの静岡工区の着工遅れが、甲府市のまちづくり計画にも、悪影響を及ぼしているとの認識を示した。
ただ、「(山梨県の長崎幸太郎)知事や国会議員も(川勝氏への批判を)言及しているし、静岡の中でも議論がある」としながらも、「私共がそこに加わる気はない」と、直接的な批判は避けた格好だ。
ごもっともな話だ。
そんな川勝知事だが、今度は残土置き場を巡り、難癖を付けているようだ。
静岡県の川勝知事が、今度は残土置き場で難癖。「下流への影響」って、下流には人家がないのに何を言っている。御用学者と組んで、とにかくリニア工事を妨害するだけの、他人に厳しく自分に甘い運動家知事。https://t.co/yR5LI9i4Cy
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) August 12, 2023
8日の記者会見で「ゴールポストは動かしていない」と述べていた知事だが、どう見ても動かしているとしか思えない。
ネットの反応
川勝平太知事が今度は“残土置き場”で難癖。リニア工事で発生する約360万㎥の残土置き場となる燕沢付近に「深層崩壊が検討されておらず置き場に相応しくない。熱海土石流災害を踏まえても極めて不適切」と。そこまで中国に“世界初のリニア”の栄冠をもたらしたい?日本の敵? https://t.co/DqClvAcosy
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 12, 2023
これでは地震大国・日本では何も造れない…無意味な「タラレバ」でリニア妨害を続ける川勝知事のデタラメ 「こんなところに残土を置いたら危ないだろ」 https://t.co/WNUyHeyKZ9
— PRESIDENT Online / プレジデントオンライン (@Pre_Online) August 11, 2023