中国が日本のEEZ内に調査ブイ設置⇒日本政府、外交ルートを通じ中国側に抗議し、ブイの即時撤去を求める
中国が尖閣諸島周辺の日本のEEZ内で新たに海上調査ブイを設置した。もちろん日本には無断でだ。
日本政府は、外交ルートを通じ中国側に抗議し、ブイの即時撤去を求めたという。
松野博一官房長官は19日の記者会見で、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で新たに海上ブイを設置したことが確認されたと明らかにした。政府は中国側に抗議し、ブイの即時撤去を求めた。松野氏は「EEZでわが国の同意なく構築物を設置することは国連海洋法条約上の関連規定に反する」と批判した。
海上保安庁によると、ブイは7月にEEZの基準となる地理的中間線の東側で確認した。同月15日に航行警報を出し、船舶に注意を呼びかけた。
ブイには「中国海洋観測浮標QF212」と書かれており、見た目は黄色。今月19日現在で撤去されていないという。
中国は平成30年にも尖閣諸島周辺の海域にブイを設置。気象観測のほか、軍事目的で海中のデータを収集している可能性がある。
松野氏は「領土、領海、領空を断固として守り抜くとの考えのもと、毅然(きぜん)かつ冷静に対処していく」と語った。
国連海洋法条約は、他国のEEZ内で当該国の同意なく海洋調査をすることはできない。これが最初ではなく、中国はこれまでも、同諸島周辺でブイを設置し、日本側が抗議してきた。
国連海洋法条約は、他国のEEZ内で当該国の同意なく海洋調査をすることはできないとしている。しかし中国はこれまでも、同諸島周辺でブイを設置し、日本側が抗議してきた。
2018年には「中華人民共和国国家海洋局」と書かれたブイがEEZ内で確認された。同様のブイは16年にも見つかっている。漂流したブイを海保が回収し、取り付けられていた装置を詳しく調べた後、中国側に引き渡したこともあった。
このように中国にはいくら抗議しても意味がない。いたちごっこになるかもしれないが、我が国のEEZ内に無断で設置したものであれば、日本の判断で撤去すればいいと思うのだが、それは難しいのだろうか。こんなことに人員や費用をかけるのは癪に障るかもしれないが、相手は中国だ。「毅然かつ冷静に対処していく」と言うのなら粛々と撤去を行うのが正解だと考える。
日本は穏便に事を運ぼうとしているが、相手はそうではない。弱みを見せたら付けあがってくることはすでに勉強したはずだ。
ネットの反応
◻️日本のEEZ内に中国がブイ設置、即時撤去求めた=松野官房長官https://t.co/ihTApYSBVt
撤去を求めて撤去すると思う?求めるんじゃなくて、日本が即撤去したらいい。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) September 19, 2023
いつものサラミ戦術。
尖閣諸島近くのEEZ内、中国が新たに海洋調査ブイ…潮流データを海警船が活用か https://t.co/JFHE4oMYdu 国連海洋法条約は、他国のEEZ内で当該国の同意なく海洋調査をすることはできないとしている。しかし中国はこれまでも、同諸島周辺でブイを設置し、日本側が抗議してきた。
— REIKO CHIBA (@CHIBAREI_DURGA) September 18, 2023
こうしてどんどん奪われるわけだ