玉城知事「とても悩んだ。今も悩んでいる」に、中山市長「知事、悩みどころですが、胆力の見せどころでもあります」

米軍普天間基地の移設先の名護市辺野古での地盤の改良工事を巡り、斉藤鉄夫国交相は玉城デニー知事に承認勧告を出したが、玉城知事は「期限までの承認は困難」と文書で回答した。

玉城知事は沖縄タイムスの取材に「とても悩んだ。今も悩んでいる」と難しい判断だったと打ち明けたという。

玉城デニー知事「今も悩んでいる」　辺野古新基地阻止へ正念場　国「代執行」を粛々準備

「とても悩んだ。今も悩んでいる」。国の勧告に、文書で意思表示した玉城知事は名護市での公務後、本紙の取材に、難しい判断だったと打ち明けた…https://t.co/lnEpcDx0to pic.twitter.com/m2BkOgMiCg

— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) September 28, 2023

だが、玉城知事の対応は単なる時間稼ぎのようなもので、国も待ってくれるはずがない。斉藤国交相は新たに知事に対し承認を「指示」した。指示について斎藤国交相は「期限までに承認が困難ということだが、去年4月からの経緯があることを申し上げたい。経緯を踏まえると今般の指示は適切だ」と述べた。（参考）

これを拒めば、次に国は手続きを踏み「代執行」となる。

石垣市の中山義孝市長はＸに「最高裁判決に従い自身で承認するか、従わずに代執行を受けるか、しかない」としたうえで「知事、悩みどころですが、胆力の見せどころでもあります」と投稿。

最高裁判決に従い自身で承認するか、従わずに代執行を受けるか、しかない。
いずれにしろ辺野古は進みます。
オール沖縄(革新共闘)支持者の方を向くなら拒否して代執行。
国との関係を改善に向け、県民全体の益(予算等)を取るなら判決に従う。
知事、悩みどころですが、胆力の見せどころでもあります。 https://t.co/iIyvGJPTP6

— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) September 29, 2023

仰る通り、いくら時間を稼ごうとも、玉城知事が承認するか代執行を受けるしかない。このまま基地反対派を鼓舞するために承認しない姿勢を貫くか、国との関係改善のきっかけとするかは玉城知事次第だ。

多くの沖縄県民は、基地ばかりに執着するのではなく、経済など諸々抱える沖縄県の問題を解決させるため、本来の県政運営を行って欲しいと望んでいるはずだ。