5日から2回目の処理水海洋放出が開始。自民・細野氏「情報戦はまだ終わっていない」




福島第一原発の2回目の処理水放出が5日から始まる。1回目の放出ではトラブルもなく、処理水放出後の海水のサンプル検査やか魚の検査でも異常は見られなかった。

報道でも、放出前の不安を煽るような報道は、一部のメディアを除いてほとんどなくなり、科学的な報道が目立った。国民の間でも「食べて応援」が広がり、インターネットの注文が伸びたという。福島県のいわき市ではふるさと納税が例年の約4倍に急増したという。県漁業協同組合連合会(県漁連)の野崎哲会長は、放出前から懸念された風評について「今のところ、消費者は冷静な判断をしてくれている」と、目立った風評被害は起きていない認識を示していた。

しかし、やはり一部の政治家や反対派による不安を煽るような言動はSNSにも投稿されていた。自民党の細野豪志衆院議員はXに「5日から2回目の処理水海洋放出が始まるが、処理水に関するマスコミ報道、SNS発信は激減した。風評が減るのは望ましいことだが、量がものをいうSNS上では処理水の安全性に関する発信は続けることが大切。情報戦はまだ終わっていない」と投稿した。

情報戦というと少々大げさな気もするが、誤った情報は正しい情報で上書きすべきだ。細野氏は福島第一原発関連に熱心に取り組んできた議員なので、国会議員でいるうちは是非、議員の立場で正しい情報を国民に伝えていただきたい。

そして、関係者は2回目の放出も3回目も、最後の一滴が放出されるまで、責任と危機感を持って何のトラブルもないように対応していただきたい。







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