【日米防衛相会談】「トマホーク調達を1年前倒しで一致」「同盟の抑止力・対処力を強化する取組を着実に進めていくことを確認」
米国を訪問中の木原稔防衛相は4日、オースティン国防長官と会談し、トマホーク調達を1年前倒しとなる2025年度から取得することで一致したという。
報道には「木原氏は会談後の記者会見で、取得の前倒しに関し「安全保障環境が厳しい中、早期の防衛力の抜本的強化に資する」と述べた」とあった。
日米防衛相会談 トマホーク調達を1年前倒しで一致https://t.co/0abO7V9LmT
木原氏は会談で、「力による一方的な現状変更への試みはインド太平洋含めどの地域でも許容してはならず、同盟力の抑止力、対処力を強化していく必要がある」と呼びかけ、日米の連携強化で合意した
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 4, 2023
同盟の抑止力・対処力を強化する取組を着実に進めていくことを確認。
米国時間10月4日、木原防衛大臣は米国防省においてオースティン米国防長官 @SecDef と会談を行いました。両閣僚は、#日米同盟 を取り巻く安全保障環境について意見交換を行い、同盟の抑止力・対処力を強化する取組を着実に進めていくことを確認しました。🇯🇵🇺🇸
結果概要→ https://t.co/ZzeCAoLICu pic.twitter.com/vEx2kuCIEH
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) October 4, 2023
両閣僚は、新たな戦略の下で同盟の抑止力・対処力を強化する取組を着実に進めていくことを確認した。日米協力の下での反撃能力の効果的な運用を含め、同盟の役割・任務・能力に係る議論を加速することを確認した。
オースティン長官は、日本の常設の統合司令部の設置に向けた取組を歓迎し、両閣僚は日米間の連携要領の在り方について議論をしていくことを確認した。
オースティン長官は、日本に対する核を含めた米国の拡大抑止のコミットメントは揺るぎないものである旨を改めて述べた。両閣僚は、拡大抑止について、日米間の実質的な議論が深化していることを歓迎し、今後も継続的に突っ込んだ議論をしていくことで一致した。
両閣僚は、南西地域における日米の共同プレゼンスを拡大していく重要性について一致した。
両閣僚は、海上自衛隊鹿屋航空基地に一時展開している米空軍無人機MQ-9及び日米共同情報分析組織が、同盟の情報収集、警戒監視及び偵察(ISR)能力の強化にとって極めて重要であることを改めて確認した。
両閣僚は、技術的優位性の確保の観点から、無人機関連の協力を拡大するとともに、GPI(Glide Phase Interceptor:滑空段階迎撃用誘導弾)について、共同開発の成功に向けて協力を深めていくことを確認した。
両閣僚は、情報保全・サイバーセキュリティが同盟の根幹であるとの認識を共有し、木原大臣は、米側と共に抜本的強化に取り組んでいく強い決意を述べ、オースティン長官はそれを歓迎した。
引用元 日米防衛相会談の概要