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維新、鈴木宗男氏の除名から一転、離党へ⇒立憲議員「おかしい」「離党届を受理しないで除名するべき」⇒ネット「他党の国会議員が口を挟む話ではない」




ウクライナを侵略中のロシアを党に無断で訪問した日本維新の会の鈴木宗男参院議員に対し、党は除名処分を下す予定だったが、馬場伸幸代表ら執行部との面会の際に、鈴木氏から離党届を提出してきたため、それを受理し除名処分は見送ったという。

離党について鈴木氏は、ブログに「私なりにこれまで政治家として国益を考え、対ロ外交就中、平和条約締結、北方領土解決に、さらに元島民の想い、漁業者の切実な声を最優先し、働いて来た。この点、考え方に差がある以上、しかも私のライフワークについて大きな隔へだたりがある以上、自ら離党するのが賢明と考えた」と綴っていた(参考)。鈴木氏は今後、無所属で活動するとのこと。

維新の判断について「納得できない」という意見はネット上でも多くあがっていて、立憲民主党の議員らからも「間違ってます」「おかしい」「離党届を受理しないで除名するべき」という声があがった。

一方で、野党各党の執行部の方々は「維新の問題」「他党のことなのでコメントは控える」「日本維新の会の内規に従って判断されるべきもの」とコメント。

立民 岡田幹事長「鈴木氏の発言は適切なものと思えない」
立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「基本的に日本維新の会の中の問題だと思うが、鈴木氏の発言の中身は一方的にロシアに寄り添ったもので、適切なものとは思えない」と述べました。

共産 小池書記局長「ロシアに行き、『勝利確信』は軽率」
共産党の小池書記局長は、記者会見で「他党のことなのでコメントは控えるが、政府が渡航中止を求めているロシアに行き、『ロシアの勝利を確信している』とインタビューで答えるのは軽率ではないか」と述べました。

国民 玉木代表「国会決議に反するなら問題視せざるをえない」
国民民主党の玉木代表は記者会見で「日本維新の会の内規に従って判断されるべきものだが、鈴木氏の発言が国会決議や政府の方向性に反するなら問題視せざるをえない。個人の政治信条は尊重するが、日本としての統一的なメッセージが揺らいでいると受け取られないようにするためには、何らかの対応が必要だ。議院運営委員会を中心に問題提起し議論してみたい」と述べました。

引用元 鈴木宗男参院議員 維新が除名処分を決定 鈴木氏はみずから離党

確かに「離党届を受理しないで除名するべき」という意見は一般の方々からもあがっているが、それは一般人だから言えるもの。私個人も「維新が折れたな」と思った。しかし、国会議員なら、他党の処分に納得がいかないからと言って、他党の判断にいちいち口を挟むべきではないと考える。維新攻撃をしたいのかもしれないが、これは各党執行部のコメントが正解だ。ネット上にも「これは維新のガバナンスの話です。他党の国会議員が口を挟む話ではありません」「他党の処分に口出しせんでよろしい」といったコメントが投稿されていた。

「離党」となった経緯については、維新側は「裁判を避けるため」、鈴木氏側は「除名による議席返上の回避」ではないかと指摘されている。







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