カナダ軍機が中国沿岸の国際海域を飛行⇒中国軍機が異常接近⇒中国、尖閣諸島周辺の上空を飛行したとして「中国の領空に侵入し、主権を侵害した」と抗議⇒もし尖閣だったら、日本の領空ですが…
尖閣諸島周辺の上空で、カナダ軍の偵察機と中国軍の戦闘機が異常接近し、両国の間で非難の応酬となっていると報じられた。
カナダ側は「中国沿岸の国際海域」だと主張しているのに対し、中国外務省は、みずからが領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島周辺の上空だと主張しているという。
中国軍機とカナダ軍機が異常接近 非難の応酬にhttps://t.co/PTFN5cvXLl #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) October 17, 2023
カナダメディアによりますと、カナダ軍の偵察機が北朝鮮に対する制裁を行う国連の活動に参加するため、中国沿岸の国際海域を飛行していた16日、中国軍の戦闘機が5メートル以内の距離まで異常に接近してきたということです。
これについてロイター通信は、カナダのブレア国防相が「危険で無謀な行為であり、決して容認できない」として、中国側を非難したと伝えています。
これに対し、中国外務省の毛寧報道官は17日の記者会見で、カナダ軍機が中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島周辺の上空を飛行したとして、「中国の領空に侵入し、主権を侵害した」と述べ、カナダ側に抗議したとしています。
また、カナダのブレア国防相の非難に対し、中国の報道官はさらに「カナダは国連安全保障理事会の決議の履行を口実に、中国への偵察や挑発を繰り返している」と主張したという。別の報道では、中国側は「虚偽の情報を広めるべきではない」とも反発したそうだ。（参考）
カナダは北朝鮮の瀬取りを監視するため国際海域を飛行していたのだが、そこに中国軍機が接近してきたと考えられる。それに対し中国側は尖閣諸島周辺の上空を飛行したとして「中国の領空に侵入し、主権を侵害した」と抗議したようだが、もし尖閣付近の領空ならそこは日本の領空だ。外務省はこの主張に抗議をすべきだが、今のところその様子はないようだ。それに、カナダが日本に無断で尖閣上空を飛行するとは考え難いので、中国側の主張こそ虚偽の情報だと思う。
懸念すべきはカナダとの非難の応酬よりも、中国が国際的に尖閣付近は自国領と主張したことだ。これについて政府は猛抗議し撤回させなければいけない。まごまごしていたら既成事実を積み重ね、そのうち乗っ取られることになるだろう。また、沖縄県知事は中国を信用して、友好関係を築こうとするあまり、領海侵入などについては異常などダンマリだが、これでも中国を信用するのだろうか？沖縄県民の皆さんもそろそろ目を覚ますべきだと考える。