日米共同訓練のオスプレイ飛行巡り、沖縄県知事と石垣市長で意見分かれる。玉城知事「県民に不安を生じさせる。誠に残念」と批判。中山市長「問題はない」と理解
日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン２３」を巡り、沖縄県知事と石垣市長で意見が分かれている。
陸自の輸送機Ｖ２２オスプレイが新石垣空港を使用したことを受け、玉城デニー沖縄県知事は「オスプレイの墜落事故が相次ぐ中、オスプレイを使用する日米の大規模な訓練の実施は、県民に不安を生じさせる」と批判。一方で、中山義隆石垣市長は、オスプレイが市街地上空を飛行しなかったことなどを挙げ「日米安保の中で、全国的に行われている共同訓練。市の要請に応じてもらったと報告を受けており、問題はない」と理解を示した八重山日報が報じた。（参考）
また、玉城知事は「二度にわたる要請を顧みることなく、新石垣空港に着陸したことは誠に残念」とした上で「引き続き自衛隊のオスプレイの県内における運用を注視し、県民の安全・安心を確保する観点から対応する」と強調したという。
そもそも「レゾリュート・ドラゴン２３」は離島防衛を想定した訓練で、読売新聞は１４日「沖縄・石垣島には陸自の輸送機オスプレイが初飛来し、患者の搬送訓練などにあたる」と報じていて（参考）、島民保護と島民避難も想定されていることがわかる。しかも、中山市長が指摘しているように、陸自も配慮して市街地上空を飛行させなかった。
オスプレイについてだが、日本共産党は、２年で３件の事故を「相次ぐ」としているが（参考）、世界で配備されている機体の事故が２年で３件。これを「相次ぐ」と見るか「たった３件」と見るかは人それぞれだと思う。米軍基地反対派から見れば「相次ぐ」にしたいのだろう。軍事に詳しい専門家からは「今のオスプレイはヘリコプターよりも優秀」という意見もあり（参考）、「オスプレイは危険だ」といつまでも思われているのは「沖縄の基地反対派系の一部のメディアがそうした情報を盛んに流しているから」という指摘もある（参考）。
ネットの反応
この知事の任期中に台湾有事がない事を祈ります。