【リニア水問題】「田代ダム案」東電との協議まとまる。流域市町も前向き。島田市長「私も期待しています」

リニア新幹線の工事に伴い静岡県外に流れ出る地下水を戻す方法として検討されている「田代ダム案」について、ＪＲ東海は「ダムを管理する東京電力側との協議がまとまり、流域の市町からも賛同を得られた」と発表したという。（参考）

ＪＲ東海は流域市町からも了解を得るため、協議会の開催を求めるが、島田氏の染谷絹代市長からは前向きな意見があったようだ。

島田市の染谷市長は、リニア問題の進展に大きな期待を寄せました。

島田市・染谷絹代 市長：
できるだけ早くに利水関係者の理解が得られて同意が得られるように、私も期待しています。（JR東海には）信頼を得て誠実な態度でデータを示してもらいながら「大丈夫だよ」と、そして万が一の時には「このように保障します」ということをしっかりと説明してもらうことが、流域にとって一番大事なことかなと思います

大井川の水問題が解決に向けて動き出しましたが、川勝知事は工事で出る残土や生態系への影響を指摘をしています。

引用元　【リニア】田代ダム案で進展…東電側との協議まとまり大井川流域の市町も賛同　JR東海が発表

しかし、問題は川勝知事と静岡県だ。記事では残土問題と生態系への影響を問題視しだしたことを指摘している。

最大の障壁は地域住民でもなく関係市町でもなく川勝知事と県だ。いや、川勝知事だけと言っていいだろう。難波喬司市長も副知事時代にはどちらかというと川勝知事寄りに見えたが、静岡市長になってから手のひらを返したような主張が目立つ。よほど知事から圧力でもあったのでは？と邪推したくなるほどだ。同じく県関係者も川勝知事に逆らえないのではないだろうか。

とはいえＪＲ東海も川勝知事の無理難題を一つ一つ解決していかなければ先には進めない。一番手っ取り早いのは知事の交代だが、それはまだまだ先になりそうだ。