イタリアが離脱を検討している「一帯一路」について、鳩山元首相が「日本も参加すべきだと思う」と発言!!→泉代表らは、旧民主党との関係が無いとするならば、この鳩山発言をきっぱり否定すべし!!
覇権主義的な動きを強める中国。世界各国は警戒感を露わにしている。しかし、だ。中国への視線が厳しさを増す中で、中国の巨大プロジェクト、一帯一路に参加するべきだと語った人物が現れた。
その人物は呆れることに我国の元首相、鳩山氏だ。
鳩山元首相は一帯一路についてイタリアが離脱を検討していることを知らないのか。さらに「債務のわな」の危険性を理解していないのか。
我国の元首相なら元首相らしく国際情勢をしっかり分析してもらいたい。
鳩山元首相の妄言炸裂!一帯一路への参加を提案!
中国が進める巨大経済圏構想、それが一帯一路だ。陸と海で中国とヨーロッパを結ぶ大きな構想だ。
この巨大プロジェクトについて我国も参加するべきと提案したのが鳩山元首相だ。鳩山元首相は一帯一路フォーラムに出席したことを明かしながら、Xに「4年振りに開かれた一帯一路フォーラムに参加してきた。二階先生がご体調を崩され参加されなかったので、日本からは私一人の参加となった。日中間には処理水の放出問題など課題が多いが、だからこそ対話が求められる。今からでも150カ国、三千プロジェクトの一帯一路に日本も参加すべきと思う。」と投稿した(参考)。
(出典 衆議院インタネット審議中継)
鳩山元首相は色々と勘違いしている。まずこの中国の巨大経済圏構想自体に警戒感が高まっているのだ。
最近ではG7メンバーとして唯一、一帯一路に参加していたイタリアが離脱を検討していると報じられている。
メローニ首相が李強首相と会談した際に、非公式に一帯一路から離脱する方針を伝えたというのだ。タヤーニ外相は「一帯一路は期待した成果をもたらさなかった」と語っているとも伝えられている(参考)。
参加したイタリアが「期待した成果をもたらさなかった」と評価している中国の一帯一路に我国が参加するメリットがあるのか。
更に、だ。疑問視されているのは経済効果だけではない。債務のわなが指摘されているのだ。債務のわなとは、返済できないほどの多額の借金を負った国が、貸し付けた国からインフラの権益譲渡などさまざまな圧力や要求を受ける状況に陥ることをいう。
実際、この債務のわなに陥り、港を明け渡した国もあるのだ(参考)。
経済効果もはっきりしない、そして途上国が債務のわなに陥っているのを見ても、鳩山元首相は、我国が一帯一路に参加した方が良いと思っているのか。
鳩谷元首相の発言には、我国の元首相という肩書がついてまわる。そのことも踏まえて元首相としての品格、そして見識を備えてもらいたい。そして、だ。立憲民主党の泉代表は、旧民主党との関係を否定するならば、旧民主党を代表するかのような鳩山発言を明確に否定していただきたいものだ。