外国人摘発、ベトナム人がはじめて中国人を上回る。失踪した技能実習生がグループを結成する恐れがあり、警視庁は警戒強める
外国人犯罪が深刻化している中、これまでは中国人の摘発が最多だったが、今年1~9月までの間は、ベトナム人の摘発者が上回ったという。産経新聞が「警視庁に今年摘発された来日外国人に占めるベトナム人の割合が、長年最多を占めてきた中国人を上回るペースで推移していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。技能実習生や留学で来日したベトナム人らが失踪するなどして、東京都心に集まり、グループを形成する恐れもあるとして、警視庁は警戒を強めている」と報じた。(参考)
このままでは今年は初めてベトナム人が中国人を上回る可能性が高いという。
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技能実習生や留学で来日したベトナム人らが失踪するなどして、東京都心に集まり、グループを形成する恐れもあるとして、警視庁は警戒を強めている
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 2, 2023
「ベトナム人犯罪の急増の背景には、入国者数の増加のほか、コロナ禍で帰国が困難になった技能実習生らの在留資格を更新する特別措置がなくなるなどし、不法残留するケースが増えたことがあるとみられる。そのベトナム人らが都心に集まり独自の犯罪集団を形成する恐れもあり、警視庁は警戒を強めている」という。
これまでの技能実習制度は、実習先が決まった後の転職は原則不可だった。しかし、本来、技能実習生として扱われるはずが、企業によっては人手不足を補う労働力として扱われている実態がもあったようで、ついていけない実習生が職場から逃げ出す状態が多発して、このような状況を作ってしっまったことも一つの要因と言われている。新制度では、就労開始から1年が過ぎ、初歩レベルの日本語能力と、基礎的な業務の技能・知識があると判断されれば転籍を可能とする(参考)。新制度がどれほどの効果となるかは分からないが、技能実習生が逃げ出し、犯罪グループを作るような環境が改善されることを願う。
一方、最初から技能実習制度を悪用する意図があるケースも指摘されている。これを是正するには制度を廃止するか、技能実習生の審査を厳格化するしかないだろう。
他にも難民として入国した外国人が犯罪を犯しているケースも増えてきているという。実際、海外の報道を見ると同様のケースが深刻化している。
ネットの反応
残念な事です。日本政府と国会が劣悪な制度を作り運用している事が、外国と日本の双方を傷つけ貶め続けている。
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— 吉田康一郎 (@yoshidakoichiro) November 2, 2023
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技能実習生って実習生とは名ばかりの、ほとんどは単純労働で、仕事を変えたくても、今のところ転職ができないから逃げてしまうらしいね。今後は変わるかもしれないけど…
— フィフィ (@FIFI_Egypt) November 3, 2023