岸田総理、フィリピンとマレーシア訪問へ「2国間関係、地域国際情勢など幅広い課題について意見交換を行い、信頼関係、そして両国の関係強化につなげていきたい」
岸田総理は3日、フィリピンとマレーシアを訪問するため、羽田空港を出発した。
フィリピン及びマレーシアに向け、出発いたしました。
両国の首脳と、地域・国際情勢など様々な分野において率直な意見交換を行ってまいります。 https://t.co/Oku5Kf6BBy— 岸田文雄 (@kishida230) November 3, 2023
松野官房長官は出発前の記者会見で「訪問中、岸田総理は、両国の首脳と会談を行い、二国間関係や地域・国際社会の諸課題等、幅広い議題について議論する予定です。また、今回の訪問では、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保するための協力を確認するとともに、本年12月に開催する日本ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力50周年特別首脳会議に向けた連携を確認する考えです」と語っていた。(参考)
岸田総理は、出発前の空港で「2国間関係、地域国際情勢など幅広い課題について意見交換を行い、信頼関係、そして両国の関係強化につなげていきたい」と語った。また、日本の首相として初めてフィリピン議会で演説を行う予定。(参考)
フィリピンでは、海洋進出を強める中国への対応を念頭に、安全保障を中心とした連携強化を図るようだが、中国のブイ撤去を命じたマルコス大統領との会談でしっかり意見交換し、主権国家としての毅然とした対応を吸収してきて欲しい。
対中国については、米国や豪州との連携も大切だが、日本同様、フィリピンも最前線となる国だ。日本は東シナ海を巡り、フィリピンは南シナ海を巡り、それぞれ中国と対峙している。フィリピンとの連携強化は非常に重要となってくる。
政府はフィリピンに監視用レーダーを供与する方針を固めました。「同志国」軍支援の枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を初めて活用します。岸田文雄首相が3日に同国を訪れ、マルコス大統領との首脳会談で確認します。https://t.co/g7aKzbt3h1
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 1, 2023
しっかりと関係を深めてきて欲しい。国会の合間をぬった連休に外交と、休む間もないようだが、体調管理には気を付けていただきたい。