【中国がこういう態度の時は警戒している証拠!】日比連携強化に、中国メディア「混乱を生み出し、紛争を引き起こしたいという日本政府の願望の産物」
フィリピンを訪問した岸田総理は、マルコス大統領と会談。共同記者発表で、自衛隊とフィリピン軍部隊の相互往来をスムーズにする「円滑化協定」の交渉開始で合意したと明らかにした。また、「OSA=政府安全保障能力強化支援」を初めて適用し、フィリピンに中国を念頭にした沿岸監視レーダーの供与を決めた。
フィリピンでは、マルコス大統領との首脳会談で安全保障分野での連携の強化などを確認し、また上下両院合同セッションでのスピーチでは、次世代の対東南アジア外交に関するビジョンを訴えました。 https://t.co/S079qhyAwc
— 岸田文雄 (@kishida230) November 4, 2023
これを受け中国側が反発。中国国営メディアは、「混乱を生み出し、紛争を引き起こしたいという日本政府の願望の産物」と伝えたという。
中国共産党系のタブロイド紙・環球時報は先週、日本によるフィリピンへ防衛関連装備を供与する動きは、「混乱を生み出し、紛争を引き起こしたいという日本政府の願望の産物」だと批判。日本はフィリピンが「南シナ海をかき回す先兵として行動する」ことを望む一方、フィリピンは「影響力を得るために外部の力に頼る」ことを目的としているとの専門家らの発言を伝えた。
何度でも言うが、東シナ海と南シナ海に混乱を生み出しているのは中国で、毎度のことながら今回も「おまゆう」だ。
一方で、米国営放送「ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)」は、ますます主張を強める中国に対するこうした懸念の高まりが、安全保障上の関係を深めるという日本とフィリピン両政府の決定に大きな役割を果たしたと報じたという。
岸田総理はフィリピン議会で初演説をし、「国際社会を分断と対立ではなく協調に導き、「自由」と「法の支配」を守り抜くという決意です」「力ではなく法とルールが支配する海洋秩序を守り抜いていこうではありませんか」と訴えた(参考)。
(出典 首相官邸)
演説後にはスタンディングオベーションが起こり、議場を去る前には多くの人に囲まれ握手を求められていた。
キッシー、フィリピン議会で人気すぎてなかなか議場を去れない( ºωº )
⏬日本の首脳として初、フィリピン議会で異例の演説を終えたあとの様子 https://t.co/l6SbKTVj4O pic.twitter.com/MvcidYOXle
— Chum(ちゃむ)🐰🍁 (@ca970008f4) November 4, 2023
中国メディアがプロパガンダを報じる時は恐れている時が多い。今回も日本とフィリピンの連携を懸念しているのだろう。すなわち、正解だったということだ。
(出典 首相官邸)