高市氏勉強会に各メディア「総裁選視野」「総裁選挙を見据え」といわくを付けるも、参加した有村氏が否定「実態はその種のものではありません」「高市大臣は総理総裁を最前線で支えるポジションです」
「自民党の高市経済安全保障相は15日、国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立し、国会内で初会合を開いた」と各メディアが一斉に報じた。
中には「自民・高市氏が勉強会立ち上げへ 総裁選視野、岸田首相に異例の対抗」「高市氏「勉強会の狙いは国力の深掘り」入会者は45人 総裁選挙を見据え“党内基盤作り”か」「「総裁選に向け出航」か…高市氏勉強会が出席13人、入会44人、SNSでは「進次郎のライドシェア勉強会に負けてる」評価も」といった、いかにもいわく付きかのような報道も多々あったが、勉強会に参加した有村治子参院議員はXで「昨日初めて開催された「高市大臣の勉強会」が、メディアで「いわく付き」の報道をされています。「高市派旗揚げか」等、勇ましい報道もありますが、実態はその種のものではありません。」と、日テレの「【高市経済安保相】“日本の国力”テーマの勉強会たちあげ 総裁選へ支持拡大の動きか」を添付し否定した。
昨日初めて開催された「高市大臣の勉強会」が、メディアで「いわく付き」の報道をされています。
「高市派旗揚げか」等、勇ましい報道もありますが、実態はその種のものではありません。
松下政経塾の先輩・後輩の関係でいらっしゃる山田宏参議院議員が、大臣のリクエストを受けて、勉強会を立ち上げられた訳ですが「国力の向上のために何をすべきか」を探究する学びの機会と理解しております。
岸田政権の支持率が厳しい中での「旗揚げ」を、意図された訳ではありません。それが証拠に、廊下には多くの報道機関が詰めかけましたが、「カメラ絵取り・取材」を招く意図・パフォーマンスは一切なく、勉強会において大臣の冒頭挨拶もなく、粛々と外部講師を呼んでのインテリジェンスに関する質疑応答でありました。
高市大臣は、現在、岸田政権の閣僚です。政権の支持率がいかに推移していても、閣僚である以上、当然、総理総裁を最前線で支えるポジションです。
もちろん自民党内に、政策を磨ける同僚議員を増やしたいとの想いは、以前からお持ちですが、岸田政権の支持率が厳しい時に、総裁選に絡んでの思惑と報じられることには、おそらく大臣ご本人も、相当違和感・警戒感があるはずです。
「苦しい時に、どういう言動を取るか」で、人間性・信頼性・力量も含めた誠実性が問われ、事実、皆それをご覧になっていることを、幾重もの修羅場をかいくぐってこられた高市大臣ご自身は、骨身に沁みて理解されていると思います。
その上で、「国力を上げたい」との着眼点・情熱なのだと理解しております。
引用元 https://twitter.com/Arimura_haruko/status/1725161775140671489
報道に騙されないで欲しいと言いたいところだろう。
だが、たとえ意図は総裁選を狙ったものではないにしても、そのように見せるのがメディアのいつもの手法。しかも、タイミングも内閣の支持率が下落している最中で、メディアにとっていわくを付けるには格好のタイミングだ。メディアは内閣の分裂を誘うとともに、国民を混乱させたいだけだ。
確かに高市氏は総裁選出馬に意欲を示したが、BSフジの「プライムニュース」に出演した際に「まずは『セキュリティークリアランス』の創設に向けた法案を仕上げさせてもらう。そして、また戦わせてもらう」(参考)と、担当大臣であるうちは職務遂行を最優先で内閣を支え、そのうえで総裁選に意欲を示している。
しかし、改めてSNSが存在して有難いと思った。有村氏が国民に向けて発信してくれなかったら、まんまとメディアの誘導に乗せられていただろう。有村氏の投稿には「的確かつご丁寧なご説明ありがとうございます」「そんなことだと思っていました」などといったコメントが寄せられていた。