林前外相が中国が我国のEEZ内に設置したブイについて「こちらが撤去することも含めて検討したらいい」→なんで外相在任中に検討しなかったの??
外相時代に何一つ外交的な成果を残すことができなかった林前外相。林前外相が悪いのか外務省が悪いのか定かではないが、親中的な姿勢が目立った。
そんな林前外相だが、外相の職を降りた後に信じられない発言をしている。
我国のEEZ内に中国が設置したブイについて「こちらが撤去することも含めて検討したらいい」と言い放ったのだ。
なぜ外相在任中に検討しなかったのか。外相を外れた今、発言しても何一つとして影響力はない。
その中国への強気の姿勢を外相在任中に見せてほしかったと思う国民は多いはずだ。
外相を降りた後に強気に出る林前外相
親中派と目されていた林前外相。中国とのパイプが太いという意味の親中派であると期待していたが、在任中には邦人拘束事案をはじめ、日中間に横たわる問題を何一つ解決することができなかった。
そんな林前外相はフジテレビの討論番組で信じられない発言をしている。
我国のEEZ内に中国が設置したブイをめぐり、「こちらが撤去することも含めて検討したらいい」と発言したのだ。(参考)
(出典 衆議院)
一見するとまともな発言と思えるが、このブイをめぐる問題は林前外相が外相を降りた後に生じた事案ではない。
NHKによると、今年7月、海上保安庁が沖縄県の尖閣諸島周辺の日本のEEZに、中国のブイが設置されているのを確認し、7月15日に、付近を航行する船舶の安全を確保するため航行警報を出して注意を呼びかけたと言うのだ。(参考)
そして9月19日の松野官房長官の記者会見では、日時こそ明らかになっていないが、「排他的経済水域でわが国の同意なく構築物を設置することは、国連海洋法条約の関連規定に反する。速やかに外交ルートを通じて中国側に対して抗議し、ブイの即時撤去を求めた」ことが明らかにされた。
7月には確認されていたブイの設置。なぜこの時に林前外相は外相として「こちらが撤去することも含めて検討したらいい」という考えに至らなかったのか???大疑問だ。
外相を降りた後に、中国に物申す姿勢を見せられても誰も納得しない。
林前外相の問題なのか、外務省の問題なのか、少なくともこのような親中派の人物、そして組織は激動の国際社会を前に不要としか言いようがない。
岸田総理には我国がしっかり外交をできる体制を整えてもらいたい。