サンモニ出演のジャーナリストが検察官定年延長について持論を展開→元事務次官の証言は無視?????
政権批判に執念を燃やす番組。それがTBSのサンデーモーニングだ。3日に放送された同番組だが、案の定、政権批判、そして自民党批判を行っていた。
建設的な批判なら意味があると思うが、批判ありきの批判なのだ。
出演したジャーナリストは、検察官の定年延長に触れ、「当時の安倍政権が検察をねじ伏せようとした」と番組内で語っていた。しかし、だ。当時の法務省事務次官が文書開示を求める裁判に出席し、当時東京高検検事長の定年延長を目的にしたものではないと語っているのだ。
一体、なんの根拠をもって「検察をねじ伏せようとした」と考えているのか。ジャーナリストなら具体的な事実を提示してもらいたい。
元事務次官の証言も無視して進む政権批判
毎週安定して政権批判を繰り広げるサンデーモーニング。3日の放送でも政権、そして自民党批判が相変わらず行われていた。
その中でもジャーナリストとして出演している青木氏が、自民党の政治資金の問題に絡めて安倍政権と検察について「2020年に検察の定年延長ということで当時の安倍政権が検察をねじ伏せようとしたことがあって、それが結果的にいろんなスキャンダルであるとか市民の反対運動でそれが潰れたんです」「それがもし政権の思惑通りになっていたら、こういう捜査が果たして行われたんだろうか」と語っていた。(参考)
この青木氏の発言だが、当事者の証言を踏まえて言っているのか。今月の1日に注目の証言が裁判であったのだ。
検察官の定年延長の閣議決定をめぐり、経緯を検証できる文書の開示を求める裁判が行われたのだ。
その裁判に出席し、証言したのは法務省の元事務次官だ。元事務次官は法廷で「国家公務員法の定年に関連する制度を見直す中で、検察官にも適用できるかどうかを検討した。社会情勢や犯罪情勢、捜査のあり方が変わる中、検察官が定年で交代すると業務に多大な支障が生じる場合があるのではないかと考えた」「黒川氏の定年延長を目的としたものではない」と証言したのだ。(参考)
更に、だ。裁判長が「第三者的にみると黒川元検事長の定年退職に間に合わせるように準備したように見えなくはないが、そういった見方についてはどう思うか」と聞くと、元事務次官は「特定の検察官の定年延長が目的ではなく、そのような事実関係はない」と再度述べたのだ。(参考)
番組で発言した青木氏は、一体どのような根拠をもって発言したのか。法務省の元事務次官が法廷で行った証言を踏まえての発言だったのか。
法務省の元事務次官の証言を覆す情報を持っているならぜひ、示してもらいたい。それもせずに憶測で語っているだけならば、ジャーナリスト失格ではないのか???