沖縄県議会「辺野古新基地建設」と「普天間飛行場代替施設建設事業」の表現の違いで空転
沖縄県議会11月定例会は5日に代表質問初日を迎えた。しかし、普天間飛行場の辺野古移設を巡り、議会がさっそく空転した。
沖縄・自民党の県議が質疑で「普天間飛行場代替施設建設事業」と述べたのだが、玉城デニー知事が「辺野古新基地建設」と表現した。これに沖縄・自民党が反発した。
玉城知事
「国の代執行は地方公共団体の処分権限を国が奪うという、地方自治に対する最終的な介入手段であって、沖縄県の自主性及び自立性を侵害し辺野古新基地建設に反対する、多くの県民の民意を蔑ろにするものである」引用元 辺野古で建設進むのは「新基地」?「代替施設」? 表現めぐり県議会が紛糾 7時間あまり空転
議会が空転したのは、中川氏が「普天間飛行場代替施設建設事業」と述べた質疑に対し、玉城デニー知事が同事業を「辺野古新基地建設」という表現で答弁したことに、自民会派が反発。中川氏らは「われわれの質疑に沿った正式な名称を用いて答弁していない」とし、自民会派18人が退席する展開になっている。
赤嶺議長はこれを受け、本会議を休憩させた。本会議休憩中、県執行部は国が主語となる文章の場合は「普天間飛行場代替施設建設事業」と答弁し、県が主語となる場合は「辺野古新基地建設」という表現を用いるという使い分けを自民会派に説明したが、自民側は「政治信条があらわになる『辺野古新基地建設』という表現が使用できるのは知事のみだ」とし、部長答弁などで使用するのは受け入れられないと提案を一蹴した。
(出典 沖縄県)
既に多くの方がご存知かと思うが、辺野古移設については、全く新しい基地(新基地)を造るということではなく、既存のキャンプ・シュワブを拡張する。防衛省のホームページにも「キャンプ・シュワブに建設される代替施設」とある(参考)。しかも、普天間飛行場の機能がそのまま辺野古に移転されるのではなく、防衛省の同ホームページには「現在の普天間飛行場の全ての機能が、キャンプ・シュワブに移転するわけではありません。普天間飛行場の主要な3つの機能のうち、2つは県外に移転し、キャンプ・シュワブには、オスプレイなどの運用機能のみ移転します」と説明がある。
新基地建設といえば基地が増えるもしくは基地数が変わらないことを連想するだろうが、実際は普天間飛行場が無くなり、キャンプ・シュワブ拡張で対応するので、基地が減ることになる。この辺りはメディアもしっかり周知させるべきだが、八重山日報以外の沖縄のメディアには期待できない。
そして、この辺の認識をあやふやにすることが玉城知事ら反対派の狙いで、だから「辺野古新基地建設」と表現する。
正しい表現ができないのであれば、知事どころか政治家としても相応しくなく、単なる活動家だ。
ネットの反応
もともと、キャンプシュワブという基地があって、そこを埋め立てて拡張し普天間の代替施設を作っているんですが頑なに新基地としか言わないんですよね。
また普天間基地返還に伴い辺野古移転は新基地ではない。