川勝知事の議会での発言が波紋呼ぶ。リニア問題「いったん留まって改めて考え直す必要がある」
川勝知事の12日の県議会本会議での発言がまたも波紋を呼んだようだ。
リニア中央新幹線 静岡工区の着工が見通せない中、10月の記者会見で「私がJRの意思決定者であれば解決策を出せる自信はある」と述べた川勝知事。この点について12月12日の県議会本会議で問われると、川勝知事は「意思決定者である丹羽社長には強いリーダーシップを持って取り組んでほしいとの思いを述べたものである」と答弁した一方、「『いったん留まって改めて考え直す必要がある』ということはぜひ丹羽社長とも膝を交えて話すことが出来れば」と述べました。
中略
このため中田議員は、川勝知事がかつて持論として唱えていた「ルート変更を意識して言ったのか?」と再度質問しましたが、「ルート変更は念頭にない」と否定しました。
一方で、川勝知事は「現在はコロナ、エネルギー・資材の高騰、1.5兆円の増資、財投(財政投融資)、これら2011年に国交省がJR東海に認可した時の事情とは大きく異なっている。従って『いったん留まって改めて考え直す必要がある』ということはぜひ丹羽社長とも膝を交えて話すことが出来れば」と、リニア新幹線の建設促進の否定とも受け取れる答弁をし、今後波紋を広げそうです。
川勝知事は7日の県議会で、「私はリニア同盟会副会長で、あくまで『推進』の立場」「スピード感を持って課題解決に取り組む」(参考)と語っていた。前日6日の県議会では「リニアに反対しているかのごとき言われる方は、あきらかに誤解されてるという風に思っております」(参考)と語っていた。
「いったん留まって改めて考え直す必要がある」とは、計画を見直せと言っている。今さらそんなことをすればリニア開通がどんどん遅れてしまう。「川勝知事は、リニア反対ではなく遅延目的」という指摘も多々あったが、本当のにその通りかもしれない。
「俺だったらそんなんすぐだよ」と豪語するので、じゃあどうするのと聞くと、「まぁいろいろだよ」みたいに誤魔化し始めるの
じゃあ、川勝の心の内には、この条件が解決されたら即座に許可を出せる案があるってことだ。ぜひ聞いてみたいわ。