連合の芳野会長が「共産と一緒に立民が何か行動を起こすことに対して懸念を示している」と発言!支持団体と政党との間に軋轢?????
立憲民主党にとって最大の支持団体、それが連合だ。しかし、だ。連合の芳野会長の発言を聞く限り、支持団体と政党との関係は一枚岩ではないようだ。
共産党との連携を検討している立憲民主党に対して、芳野会長が記者会見で「共産と一緒に立民が何か行動を起こすことに対して懸念を示している」と語っているのだ。
共産党に近いのか、一部の議員は芳野会長の発言に反発するような投稿をXに行っている。
党内と同じく、支持団体との関係でも一枚岩とはいかない立憲民主党。
来年も一波乱ありそうだ。
芳野会長の発言に噛みつく立憲民主党議員
連合の芳野会長が改めて、立憲民主党と共産党の連携に釘を刺した。21日に開いた記者会見で、「市民連合」が仲介する共産党との会合について「共産と一緒に立民が何か行動を起こすことに対して懸念を示している」と語ったのだ。(参考)
(出典 連合)
芳野会長は、かねてから立憲民主党と共産党との連携について否定的な考えを示してきた。11月には次期衆院選を巡り、共産党と連携する立憲民主党の候補者について「連合としては推薦できないという判断になる」と踏み込んだ発言をしている。(参考)
一貫して、共産党との連携に否定的な姿勢を示す芳野会長。しかし、だ。この芳野会長の姿勢が立憲民主党に所属するすべての国会議員に受け入れられているわけではない。
参議院議員の石川さんは、芳野会長の「共産と一緒に立民が何か行動を起こすことに対して懸念を示している」と報道する記事を引用しながら「ご自身は、26日開催予定の自民党大会に「出席する意向を固めた」と報じられている。裏金問題が明らかになる中、今こそ自民党政治を倒す時ではないのか?」とXに投稿している。(参考)
(出典 参議院)
石川さんは芳野会長の行動を取り上げ、批判しているのだ。
更に、だ。あの蓮舫さんも芳野会長の発言について、自身のXで「憲法21条をご存知ないのかしら。」と痛烈に皮肉を送っている。(参考)
(出典 参議院)
支持団体からの要請について公然と批判を行う立憲民主党。支持団体の溝を埋めるために動くのであれば理解できるが、石川さん、そして蓮舫さんの発言は明らかに溝を広げるもの。
執行部は、次期衆院選で与党の議席を減らすことに躍起のようだが、連合への批判は自らの議席を減らすことにならないのか。
共産党をめぐり、支持団体と埋まらない溝を泉代表はどのように埋めるのか。泉代表のリーダーシップにかかっている。